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  1. 名護市議会 2020-12-03
    12月09日-04号


    取得元: 名護市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-19
    令和2年第201回名護市定例会              第201回名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月 日│       令和2年12月3日 木曜日 午前10時       │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場 所│         名 護 市 議 会 議 場         │├─────────┼───────────────────────────────┤│開       議│      令和2年12月9日 水曜日 午前10時0分      │├─────────┼───────────────────────────────┤│散       会│      令和2年12月9日 水曜日 午後3時32分      │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出  席 25名 欠  席 1名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───┐│議席番号│    氏  名    │出 欠│議席番号│    氏  名    │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  1  │  島 袋  力   │ 出 │  15  │  翁 長 久美子  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  2  │  長 山 正 邦  │ 出 │  16  │  仲 村 善 幸  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  3  │  大 浜 幸 秀  │ 出 │  17  │  比 嘉 拓 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  4  │  吉 居 俊 平  │ 出 │  18  │  宮 城 安 秀  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  5  │  川 野 純 治  │ 出 │  19  │  比 嘉  忍   │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  6  │  石 嶺 康 政  │ 出 │  20  │  岸 本 直 也  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  7  │  仲 尾 ちあき  │ 出 │  21  │  金 城 善 英  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  8  │  金 城  隆   │ 出 │  22  │  大 城 秀 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  9  │  宮 城 さゆり  │ 出 │  23  │  岸 本 洋 平  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  10  │  宮 里  尚   │ 出 │  24  │  神 山 正 樹  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  11  │  大 城 敬 人  │ 欠 │  25  │  小 濱 守 男  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  12  │  東恩納 琢 磨  │ 出 │  26  │  比 嘉 祐 一  │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  13  │  比 嘉 勝 彦  │ 出 │    │           │   │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│  14  │  平   光 男  │ 出 │    │           │   │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員       15番 翁長 久美子  16番 仲村 善幸 議事日程       別紙のとおり 会議に付した事件   別紙のとおり 会議の結果      別紙のとおり法第121条第1項による出席者              市 長  渡具知 武 豊              副市長  金 城 秀 郎 総務部長   祖 慶 実 季    企画部長     棚 橋 邦 晃 地域経済部長 平 得  薫     市民部長     仲 本  太  福祉部長   比 嘉 一 文    こども家庭部長  比 嘉 ひとみ 農林水産部長 玉 城  勝     建設部長     當 山  賢  環境水道部長 長 山 儀 和    消防長      安 里  順               教育長  岸 本 敏 孝 教育次長   荻 堂 盛 邦議会事務局出席者 事務局長   上 地  健     次長       新 垣 和 吉 議事係長   宮 城  建     庶務係主査    大 城 和香子 議事係    島 袋 ちえり    会計年度任用職員 玉 城 直 喜 議事係    岸 本 健 伸 ○大城秀樹議長 おはようございます。これから本日の会議を開きます。 日程により一般質問を行います。小濱守男議員、一般質問を許します。 ◆小濱守男議員 おはようございます。ただいま議長のお許しを得ましたので、議席番号25番、にぬふぁぶし名護、小濱守男、一般質問を行います。通告書に従い順次質問をしていきたいと思います。事項1 農業振興について。要旨(1)さとうきび農業機械等リース支援事業について伺います。ア 事業補助内容及び補助率について伺います(資料提出)。イ 特記仕様書及び契約規則等一連について伺います(資料提出)。ウ 指名から入札までについて伺います(資料等提出)。要旨(2)かんがい排水事業について伺います。ア 源河地域から要望がありますが、進捗状況について。要旨(3)人・農地プランについて伺います。ア 人・農地プランについて、随時見直すことができるとなっておりますが、取組状況について伺います。事項2 漁業振興について。要旨(1)「(仮称)羽地内海環境改善に係る水路しゅんせつ調査測量設計業務及び羽地内海しゅんせつ影響範囲環境状況調査」について伺います。ア 進捗状況について。イ 今後の取組について。事項3 環境対策について。要旨(1)真喜屋普久川滝付近の水兼道路(コンクリート)の補修について伺います。ア 当該施設は、どういう理由、目的で設置されたか。イ 補修に取り組む考えはないか。要旨(2)羽地の駅周辺の国道沿い雑木・雑草の刈取りについて伺います。ア 昨年度、羽地振興会より、雑木の伐採について陳情が出され、一部は実施されておりますが、現在同じように繁茂している状態にありますので、予算化をして定期的に刈取り作業ができないか確認をお願いいたします。範囲については、仲尾次橋梁(きょうりょう)の裾から真喜屋ファミリーマート交差点まで。要旨(3)真喜屋ダム右岸堤体広場の利活用について伺います。ア 広場の草刈りについて伺います。事項4 上水道布設について。要旨(1)建築確認申請等について伺います。ア 建築確認申請前の調整事項に関する届出について。イ 上水道布設の事前確認について。以上、一次質問として、二次質問は自席から行います。皆様のお手元の質問方式が一括となっていると思うのですが、事項別のお取り計らいをよろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 さきの通告により一問一答、事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いします。玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 おはようございます。それでは質問事項の1、要旨(1)についてお答えいたします。まず、アの事業補助内容及び補助率につきましては、今、お手元に配付している資料の1ページをご覧いただきたいと思います。本事業はJAなどの事業実施主体サトウキビ農業機械等を導入するに当たり、リース会社とのリース契約に対して補助するもので、補助率は国の10分の6以内に加え、県が10分の2以内を上乗せして、トータル10分の8以内となります。国補助金は国と事業実施主体との間で直接補助となっており、県補助金は市町村を経由する間接補助となります。事業スキームにつきましては資料の2ページをご覧ください。イの仕様書につきましては資料3から4ページをご確認ください。主な機械の仕様といたしましては、エンジン出力が95.6キロワット、130馬力以内で、県内でメンテナンスが可能な機械であることとしております。契約規則などにつきましては、資料5から17ページをご覧いただきたいと思います。JAでは、入札を行う際は内閣府沖縄総合事務局が作成している「補助事業の適正な執行(入札による契約)」に準じており、入札の流れは9ページのとおりとなります。見積期間については資料12ページ「2.現場説明から入札までの期間」で示されているとおり、500万円未満は1日以上、500万円以上5,000万円未満の場合は10日以上、5,000万円以上については15日以上とされております。ウのJAが行った公告から入札までの流れについては、10月22日にJA本店のホームページにおいて一般競争入札公告が行われております。公告内容につきましては資料18から20ページをご覧ください。公告期間は、資料21ページのとおり公告の翌日から起算して、土日祝日を除いた10日間となっており、11月6日に公告の終了、11月16日に入札参加資格の審査結果をJAから業者へ通知し、11月20日に入札を行っております。続きまして、事項の1、要旨(2)についてお答えいたします。源河地区における畑地かんがい施設導入については、平成30年6月27日に、源河水利施設導入準備会より名護市長宛てに要望書が提出され、名護市として、これまで農業水利施設整備について、源河水利施設導入準備会及び源河区、沖縄県、国の機関と意見交換を行っているところであります。現在の状況についてですが、源河水利施設導入準備会より要請を受けている沖縄県により「源河地区基本構想設計委託業務」が平成30年に実施されており、その基本構想の中で、源河地区の受益範囲を大きく3つの地区に区画し、概略的な揚排水システムの検討が行われております。その調査の中で、3地区おのおのに存在する、水源となり得る可能性のある箇所について、提案がなされている状況であります。また、源河水利施設導入準備会より、沖縄県に、事業について地元受益者の仮同意が得られたと資料が提出されており、現在、その資料の精査が行われている状況であると伺っております。平成30年に実施された基本構想を基に、沖縄県において令和3年度に可能性調査業務の実施に向けて、予算要求を行っている状況でありますが、まだ確定はしていないと伺っております。今後、可能性調査業務が実施され、その結果により水源として利用可能か、どのように事業として取り組んでいけるかの検討がなされていくものと考えております。続きまして、要旨の(3)アについてお答えします。人・農地プランとは、農家の高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加など、地域の「人と農地」の問題を解決するために、地域の関係者による話合いにより、おおむね5年から10年後の中心となる経営体の確保、その経営体にどのようにして農地を集めるかなど、地域における農業の将来の在り方などを明確にすることです。プラン作成は、平成24年度より開始され、本市においても地域を22地区に分け、平成24年度から平成29年度にかけて、人・農地プランを作成しております。令和元年に人・農地プランの運用について見直しが行われ、耕作者の年代や後継者の確保状況、今後の農地利用の方向性を示した地図を活用し、地域で話し合うことで、人・農地プランの実質化を図り、関係者が一体となって農地の集積・集約を推進することとなっております。以上を踏まえ、本市においても今年度より人・農地プラン見直しに合わせた更新作業を開始しているところであります。今年度、更新を行う地域は稲嶺区、真喜屋区、仲尾次区のまず1つ目の地域、それから喜瀬区、幸喜区、許田区の2つ目の地域、為又区の3つ目の地域、それから久志区、豊原区、辺野古区の4つ目の地域の以上4地域を更新いたします。既にアンケート調査を終え、現在集計中であります。アンケート結果等を地図に落とし込み、10年後の地域の農地所有者の年齢構成がどうなっているのかを可視化し、地域での話合いを行う予定となりますが、今年度に行う話合いについては、新型コロナウイルスの影響もあり、農水省側より非対面方式による意見集約手法が示されております。引き続き、新型コロナウイルス感染拡大の影響に配慮し、4地区の更新を図ってまいります。なお、残りの地区に関しましては、次年度以降に順次更新を行う予定であります。 ○大城秀樹議長 小濱守男議員。 ◆小濱守男議員 ありがとうございます。これから二次質問を行っていきたいと思いますが、今回、同事業の入札方式が従来より変更されております。リース会社を相手に入札という形を取られているのですが、どうしてこのように形態を変えてきたのか。その理由と、今回、このようなやり方にしてどういう利点があったのか、その辺をお伺いいたします。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 まず今回は、補助事業のメニューが県で示されているリース契約に対する補助となっております。その利点としましては、農協がこのリースを受けるわけですが、リースにすることによって、金額が安く抑えられる方向でできると伺っております。 ○大城秀樹議長 小濱守男議員。 ◆小濱守男議員 部長が、金額は安く抑えられると言うのですが、その辺がよく理解できないのですが、今回、皆さんのほうから先ほど説明のありました資料を読ませてもらっているのですが、リース及び物品仕様書の2.必要とする物品の仕様(1)、そこで、沖縄県特定高性能農業機械導入計画においてさとうきび収穫機の分類区分が小型Ⅱ-2とし、エンジン出力は95.6キロワット、130PS以下という形になっているのですが、課長とその内容を確認したのですが、県の導入計画の中で80から130PSという形になっているのです。となると、この入札のやり方です。皆さんは、予定価格はどこで押さえるのですか。これ、80から130PSとなると大きな開きが出て予定価格はつくれないのです、絶対に、どんなにしても。応札する人も80から130PSとなると、安いほうに落札しますとなると、80PSで提示する可能性も十分あるわけです。僕はこんな入札の在り方は全然納得できないのです。市当局の工事契約検査課とも確認はしたのですが、通常は同等品以上となるべきなのです。そうすれば、みんな努力するし、公平でもあるのですが、そういう入札のかけ方ってちょっとおかしくないですか。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 資料の3ページのほうの物品の仕様ということでございますが、この沖縄県特定高性能農業機械導入計画によりますと、小型Ⅱ-2としてエンジン出力は130馬力以内とうたわれておりますが、中にも(4)のところに、機体の寸法とか重量が明示されておりますので、それに見合ったものを仕様としているというふうに考えております。いずれにしましても、農協サイドのほうで、この仕様で均一的な入札ができると判断したものと思われます。 ○大城秀樹議長 小濱守男議員。 ◆小濱守男議員 答弁があまりにも頼りないですね。僕は、行政がもっと関わるべきだと思います。間接補助とはいえ、あまりにも丸投げし過ぎてチェック機能が全然働いていない。それで、今回の入札参加に該当し得る、沖縄県で考えられるリース会社は何件ありますか。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 このリースの会社が何件あるかというご質問ですが、今のところ我々のほうでは確認しておりませんが、今回は3社の入札参加がございました。 ○大城秀樹議長 小濱守男議員。 ◆小濱守男議員 だから皆さんは情報不足であるわけです。大東とか宮古島市などを確認したら、向こうは徹底的に行政が関わっているわけです。話を聞くと、内容にとても詳しい。だからもうちょっと行政のほうが関わってほしいと思うのですが、今回のリースの入札の在り方は、資料の18ページ、2.一般競争入札参加資格のイのほうに、沖縄県農業機械整備施設認定業者(大型施設)と業務協定契約書を有するリース業者であることとうたわれているのですが、いろいろ調べてみると、例えばAのメーカーがありますと、リース業者が私の聞き取りではいま該当するのは5リース業者でしょうという形で情報提供をもらったのですが、この5リース業者にAのメーカーが全て見積書を送るらしいです。Bのメーカーも全部送る、Cのメーカーも全リース会社に送ると。そういう形になっているらしくて、これは競争の原理が全然働いていないです。もう本当におかしい、競争の原理からすると。その辺のチェックはやはり行政がやっていかないと、丸投げしてやりたい放題です。その辺はどう考えますか。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長
    玉城勝農林水産部長 今、議員のほうから業務協定契約に対するリース各社の考え方、手法については確認しておりませんので、今後、農協のほうとこの件については確認していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 小濱守男議員。 ◆小濱守男議員 7ページのほうに、契約先の選定方法ということで、広く多数の契約希望者を募集し、工事や機械・器具等の仕様に合った最も安い価格を提示した者を落札者として契約する一般競争契約の方法によることとされるとなっているのですが、先ほど言ったように、それがとても疑問である。それと、12ページの予定価格の決定です。先ほども指摘はしたのですが、こういう設定の方法でやりなさいという指導があるのですが、この指導のように考えると予定価格が設定できないのです。設定のやりようがない。その辺も指摘しておきたいのですが、それをどう考えますか。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午前10時23分) (質問内容の確認あり)                              再 開(午前10時25分) ○大城秀樹議長 再開します。玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 予定価格の設定方法については、事前にその規格等に合わせまして、リース会社2社です。その場合2社でありましたと聞いています。2社からあらかじめ見積りを取りまして、それの状況を踏まえて、農協側で予定価格を設定しているということです。それに伴って、また一般的な入札として公告をかけて、結果3社が入札に参加したということになっております。 ○大城秀樹議長 小濱守男議員。 ◆小濱守男議員 皆さんからもらった資料の3ページから4ページにかけて、リース及び物品仕様書ということがあるのですが、1から2、3、4とあるのですが、そこは一般的な形で仕様が示されておりますが、その他の(4)でちょっと隠れているのですが、納入後、作業中に発生したトラブルやアフターケアについて即時対応できるよう近隣に営業所を有し、的確に対応できる技術者を配置していることとその他になっているけど、これが大きく作用しているのです。即時ということはすぐそのとき、即刻ということです。近隣というのは隣り合わせ、すぐそこ、近いところに営業所を有することということ、これは限られてくるわけです。1社に絞られてくるわけです。だから、こういったところが今回はおかしいのではないかと。先ほど言った各メーカーから全てのリース会社に見積書が行くということと、80PSから130PSという線引きも全然理解できない。その辺をどう考えるのかと言っているわけです。これはとても矛盾しませんか、この文言は。どうですか。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 資料4ページのその他の(4)です。即時対応できるよう近隣に営業所を有するということですが、これについてJAに確認しましたら、近隣の営業所とは、本島内であれば対処できるという意味であるということと理解していると。こういう機械というのは、できるだけ迅速に修繕等をやらないといけないと思いますので、県内だったら1時間程度では来られますので、そういう意味で、沖縄本島内という意味合いだと考えております。 ○大城秀樹議長 小濱守男議員。 ◆小濱守男議員 議長、休憩をお願いします。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午前10時28分) (休憩中に指摘あり)                              再 開(午前10時30分) ○大城秀樹議長 再開します。小濱守男議員。 ◆小濱守男議員 休憩中に述べましたけれども、行政側が大きく関わっていかないといけない理由を述べたのですが、入札結果とこの流れ、いくらで落札して、メーカーとどういう契約をして、メーカーから受益者へと、皆さんの資料にもうたわれていますので、受益者はどれぐらい負担するのかと。一連の流れを必ず提出してほしいのですが、どうですか。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 まず流れとしましては、農協が入札したのはリース会社でございます。そのリース会社が各農機具メーカーと、どれがいいのかということで選択して見合った機械を納入する運びとなります。それと、今回の機械については、オペレーターなりの負担、金銭的な負担はございません。ただ今後は、そのオペレーターの方とJAが協議をしまして、各農家の刈取りに係る経費がこのオペレーターに入ってきますが、その中でのこの機械の使用料はJAに支払うことになっているということです。 ○大城秀樹議長 小濱守男議員。 ◆小濱守男議員 だから、この使用料が負担金になるわけです。この負担金は、その受益者が全て支払っていくわけです、使用料の中から。それを負担金と言うのです。農家が自分で仕事をした出来高から引かれていくわけですから。だから、私が何でリースにしたのか意味が分からないのは、強化ハウス事業でもそうですけど、農家負担があって、農協とやり取り、農協が立替えをして5か年なら5か年立替払いして農協に入っていくわけです。これは負担金です。だからそういった仕組みは、今までも従来も取られているのに、何で今回というか、最近このやり方が変わってきて、メーカーが入って云々(うんぬん)、手続が一つ多くなっているわけです。従来よりは。だからそういう複雑な方法に何で変えたかが理解できないわけ。だからその辺を調べてくださいと。それで、この金の流れ、実際に国からの金額は10分の6とは言うけど、10分の2は県がとは言うけど、今度は11.8%です、県の補助率は。20%ないのです。だから実際の金の流れがどう動いてくるかが見えないので、その実際のお金の流れを追って資料として提出してくださいということです。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 この件につきましてはJAのほうに確認しながら、出せるものはしっかりと出していくというふうに調整をしていきたいと思いますが、いかんせん、先方がございますので、再度確認させていただきたいと思います。 ○大城秀樹議長 小濱守男議員。 ◆小濱守男議員 よろしくお願いします。それを皆さんがチェックしていくと中身が見えてくるはずですから、だから関わり方もおのずと出てくると思いますので、よろしくお願いいたします。それからかんがい排水事業についてですが、源河区では約80ヘクタールの受益地がありますので、かなり大きい農地であります。農家の皆さんが水利用で大分困っておりますので、積極的に市も関わって進めていってもらいたいと思いますのでよろしくお願いいたします。それから、人・農地プランについてですけれども、かなり年月がたっているのですが、皆さんが先ほど説明をしたのですが、地域の皆さんはこの人・農地プランって、一部の人たちは分かると思うのですが、ほとんどの方は中身があまりよく理解できていない。私も何度か、随時見直しができるとなっているので、プランについての説明会を持ってくれということも、何度もお願いをしてきたけど、なかなか持ててこられなかったという実情があります。それで聞きたいのですが、農地中間管理事業における地域集積協力金の交付についてと、これは以前の説明で資料1のほうにあるのですが、その実績を伺いたい。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 議員のおっしゃる交付金について、今、手元に資料がございませんので、後ほど整理してお出しするようにします。 ○大城秀樹議長 小濱守男議員。 ◆小濱守男議員 では次に、農地中間管理機構を利用した際の農地の優先配分について、これはどういう意味なのか。遊休地を皆さんが調査して持って行って、優先的に農業をしたいその人たちに紹介していくという意味なのか、その辺がよく分からないのですが、これの実績はどうなっているのか。そこもお伺いします。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 まず農地が遊休化しているところのみではなくて、いま動いている農地全てにおいて、農地中間管理機構を通します。その中で認定農業者とか新規認定農業者、それから地域経営体等々の方を優先的にやっていくと。ただそこの中で順位付けは、そこの地域の経営体でポイントを示しながら優先順位を決めていくということになっています。資料につきましては、また併せて提供したいと思いますのでよろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 小濱守男議員。 ◆小濱守男議員 先ほど、一次答弁でも少し部長が触れていたと思うのですが、地域の中心となる経営体です。私も手元に資料があるのですが、もうかなり高齢化していて、リタイアした人たちも数人いらっしゃる。だから、5か年から10年の見直しという話だったと思うのですが、これはこんなスパンでやっていたらどうしようもないのです。農業をやっている方はほとんどが高齢です。最近は若い方も入ってきているのですが、ほとんど高齢者が占めているので、このようなスパンで見直しをやっていたら、全然意味をなさないと思うのですが、もうちょっと頻度を上げていく考えはないのか、お伺いいたします。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 この名護市の人・農地プランの見直し時期についてでございますが、国が示すプランの進め方がございまして、具体的な見直し時期の明記はございません。必要に応じて見直しが妥当であると理解しております。本市は、市域を22地域に分けていることから、令和4年度以降に、基本的に7地域ごとに分け、各3年見直しを前提に更新を進めていきたいと考えております。なお、その間に状況の変化等がございましたら、適宜対応していくということでありますのでよろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 小濱守男議員。 ◆小濱守男議員 状況の変化があったら適宜と言いますが、この適宜がなされていないのでやってくれないかということで何度も要望しているのに、そこができていないわけです。だから皆さん、言葉ではとてもいいのですが、実態が伴わないからどうにかしてくれないかということを今お願いしているわけです。そして、皆さんから調整のときにもらった資料、これは内閣府沖縄総合事務局長宛てに届いている農林水産省から来ている資料です。その中で、人・農地プランの具体的な進め方について、その一部を抜粋して読みますけれども、「人・農地プランは平成29年度末現在1,587市町村において、1万5,023の区域で作成されています。この中には、地域の徹底した話合いに基づいたプランが作成されている地域がある一方、地域の話合いに基づくものと言い難いものもあるところです」と。名護市はどっちですか。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 名護市としては、地域との話合いを持ちながらやっておりますが、今年度に関しましては、コロナウイルスの影響もございます。しかし、議員がおっしゃるとおり、しっかりと地域の皆さんの声、農業従事者の声を聞きながらやるということを、今、我々としても考えておりますので、今後見直しについても、そういう要望等々がございましたら、積極的に対応してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 小濱守男議員。 ◆小濱守男議員 要望等がありましたらではなくて、あるんです。お願いしているんです、何度も。それがなされていないので、皆さんは行動を起こしてくださいという話をしているわけですから、今、ありがたいことに、本土の若者が名護市で農業をやるということで、実際にやっている、営農している方々もたくさん入って来ていますので、その方々も含めて、地域経営体として、私たちの地域は一緒に協力していきたいわけです。いきたいけど、リードする皆さんが腰を上げて一緒にやってくれないとどうしようもないわけです。だからお願いしますと言っているわけですから、そこはよろしくお願いいたします。議長、事項の2をお願いします。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 それでは事項2、要旨(1)ア、イについてお答えします。現在、本市で行っている羽地内海環境現況調査業務委託は、羽地内海の現状把握及び漁場環境の改善が図られる有効な対応策について検討する業務となっております。進捗状況についてでございますが、令和2年11月末までに羽地内海全域及び奥武島周辺の水深を確認する深浅測量や、土質調査、水質調査、春季から秋季までの潮流の状況を確認する流況調査、前年度の冬季終盤から今年度の秋季にかけた鳥類の調査を終え、現在、課題整理及び対応策立案の作業に入っており、これから実施する冬季の流況調査及び冬季における陸・海域の生物の調査結果などを踏まえ、有効な漁場環境の改善対応策を検討していく予定となっております。今後につきましては、現在実施している業務の成果を受けた後、おおむねの方向性を定めなければならないと考えておりますが、自然環境や動植物などの生物を対象としていることから、本市だけの対応では厳しいと考えており、環境省や沖縄県、特に地元の漁業協同組合との連携が重要でありますので、今後は関係機関との調整を続けられるよう取り組んでいきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 小濱守男議員。 ◆小濱守男議員 部長、答弁をいただいたのですが、なかなか記憶力も悪くて理解が難しいので、皆さんの資料として、当該計画書というのがあると思うのですが、それの中に作業のフローチャートがありますね、流れが。それで説明したら理解しやすいのですが、それに沿って説明してもらえませんか。 ○大城秀樹議長 休憩します。                              休 憩(午前10時49分) (質問内容の確認あり)                              再 開(午前10時50分) ○大城秀樹議長 再開します。玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 今、この資料を探させておりますので、後ほどということでお願いします。 ○大城秀樹議長 小濱守男議員。 ◆小濱守男議員 では、今、羽地地域、特に稲嶺、真喜屋辺りの皆さんがとても危惧しているのは、奥武島、真喜屋に、名護市のグラウンドがあるのですが、あれと奥武島の間の水路が閉塞状態になって、波打ち際が、稲嶺から来て奥武島の屋我地側に、もうこれが形成されています。だから、奥武橋の下は水路として機能しなくなるのは目に見えていて、これは大変だということで、地域の区長さんをはじめ、地域の皆さんも危機感を感じているので、このままの状態では駄目だということで、今回質問をしているのですが、その作業がいつまでに終わって、結論が見えてくるのか。その辺がとても知りたいのです。それで、今の作業も今後の取組も整理して、議会への説明はもちろんですけれども、この関係地域の皆さんにも少し説明していただきたいと思っているのですが、どうですか。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 議員がおっしゃる奥武島周辺の堆積状況、私どもも確認しております。かなり堆積の状況が進んでいるということを確認しております。いずれにしましても、今回の調査の結果を受けて、当然これは漁業組合を中心に、地域の声も確認しながら、どういう手法、水路の確保が早急に必要なのかどうかと、早急に必要だとは思うのですが、その辺の話合いをしながら決めていきたいと考えております。業務調査については、今、いろいろとコロナの関係もありまして、事業、業務自体が少し時間を要しているところがありますので、それにしても年度内には完了すると思いますので、その後、令和3年度以降について、そういう説明会も行っていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 小濱守男議員。 ◆小濱守男議員 よろしくお願いいたします。議長、時間も少ないので残りは一括でお願いいたします。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 それでは事項3、要旨(1)ア、イについてお答えいたします。真喜屋普久川滝へのアクセス路の途中にある水兼道路は、平成4年度から平成8年度にかけて沖縄県が生活環境保全林整備事業であずまやなどの建設を行う際に、工事用道路として整備されたものと想定しております。通常、工事用道路は整備完了後に撤去されるケースが多いのですが、普久川滝周辺の森林では、昭和の終盤から平成の初期にかけて本市で造林事業を行っていたことから、造林木の保育作業や将来的な収穫伐採時に作業用道路が必要となることや、あずまやなどの施設がございますので、そのまま残したと想定しております。水兼道路の補修については、前年度、予算の範囲内で修繕を実施しておりますが、コンクリート盤の下部が洗掘により空洞化しておりますので、現在修繕業務の準備を行っております。年明けの令和3年1月末頃までには対応する計画となっておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。続きまして要旨の(3)についてお答えします。真喜屋ダム右岸堤体広場につきましては、沖縄県が管理主体となり日常管理を行うこととなっており、管理の状況について沖縄県に確認したところ、県単独費の予算を確保することが難しいことから、草刈業務の委託費の捻出が困難な状況にあり、このため、国営造成管理体制整備推進協議会の活動として、同会会員の沖縄県、名護市、今帰仁村、羽地大川土地改良区が参加し、毎年1回草刈作業をしてもらっている状況であると伺っております。ですが、年1回の作業ではすぐに雑草が繁茂してしまい、利用者に不便をおかけしているところは承知しているので、来年度に向けて同協議会などを含めて、草刈活動の回数を追加することにより対応していきたいと考えていると伺っております。また、議員がご指摘された右岸堤体広場の上流側の一部地盤が荒れている状況につきましては、現在雑草が繁茂しており、地盤について明確に確認できない状況であることから、まず草刈作業を行い地盤の状況を確認し、必要と判断されれば、次年度に整地することを検討していきたいと伺っております。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 私のほうからは事項3、要旨(2)アについてお答えいたします。羽地の駅周辺の国道58号沿いの雑木の伐採につきましては、令和元年8月30日付にて羽地振興会より伐採の要請があったことから、要請箇所の管理者である北部国道事務所に令和元年9月12日に進達いたしましたところ、令和2年1月に雑木を撤去した経緯がございます。なお、当該箇所を確認したところ、国道ののり面箇所より雑木や雑草が生えている箇所が見受けられたことから、北部国道事務所に当該箇所の定期的な伐採及び予算化について確認いたしましたところ、「本要望箇所の状態を確認し、道路利用者の安全を確保しながら引き続き適切に対応する。」との回答がございました。市としましては、地域と連携を図り、当該箇所の定期的な雑木や雑草の除去を北部国道事務所に対し、要望していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 長山儀和環境水道部長。 ◎長山儀和環境水道部長 それでは私のほうからは質問事項4、要旨(1)ア、イについて、関連いたしますので一括してお答えいたします。議員ご質問の届出は、「建築確認申請前の調整事項に関する届出」のことと思われますので、この届出について、沖縄県北部土木事務所建築班に確認したところ、沖縄県建築確認申請等運用要綱に基づき、建築確認申請の添付図書として建築主より提出いただいているとのことでありました。工務課での事前確認につきましては、建築主や設計事務所等の担当者が上水道管路の確認のために窓口にお越しの際には、管路の布設状況及び建築予定地周辺の管路図を発行し目的の建築物への給水方法をお知らせしております。 ○大城秀樹議長 小濱守男議員。 ◆小濱守男議員 事項3の(3)、真喜屋ダム右岸堤体広場について、前の定例会でも一般質問に取り上げて、指摘もしたのですが、当該地域は建設当初、水利事業所です、国の機関、そして名護市、真喜屋ダム水系の対策委員会と確認が取れているのは、右岸堤体のほうは設計変更で少しふったものですから、堤体広場が大きくなったのです、当初より。それで2,000坪ぐらいあるので、そこはその地域で利活用してくださいと。地域のイベント等、老人会のグラウンドゴルフとか、いろいろな地域の行事があるはずだと。それと発表会とか、仮設のステージを使って音楽発表会とか、いろいろな催し物ができるはずだから使ってくださいということで、それならばトイレがないといけないですよねと。電気もないとコンサートとかいろいろなことができませんという話合いの下で、今あるトイレが設置され、電気もそこから使えるようにということで、電気を取る設備もされておりますので。しかし当初の目的から完全に逸脱して、今はもう草が生え放題で、先ほど部長からありましたけれども、一部は工事の残土置場にして、石とかいろいろなものがきれいに取られていないのです。だから草刈りをするにも、気をつけてやらないと草刈機の歯が駄目になったり、けがをしたりするおそれもありますので、その辺は早めに。予算化できないと言うのですが、僕はいつも言うのですが、今帰仁村、名護市、沖縄県の職員が出て、そこの草を刈ると言うのですが、皆さんの給料はいくら取っていますかと。こんな高い草刈班がいますかと。それよりは、いま皆さんが出している、外注に出して、燃料代かお茶代ぐらいしかないけど、そういったものを外注に出したほうがもっと安上がりです。こんな高給な人たちが草刈りに出たらもったいない。その辺はどう思いますか。協議してみませんか。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 いま現在、議員がおっしゃるように国営造成管理体制整備推進協議会の中で、沖縄県、名護市、今帰仁村、羽地大川土地改良区が、年に1回程度やっています。それにつきましては、やはりお互いの施設に対する考え方を一緒に協議しようということではありますので、そういうのは大切にしたいと思っております。議員がおっしゃるように、我々職員が職務の空いた時間を利用してやっていますので、今後また、そういう話や意見がございますので、この協議会の中でどのように対応できるかというのを相談していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 小濱守男議員。 ◆小濱守男議員 各地域、各字といいますか、区で、名護市の公園施設、いろいろ管理受託しているところもたくさんあると思うのですが、僕は真喜屋区ですが、真喜屋区でもいくつか役所の公園を管理委託を受けているのですが、年3回では草の成長に負けます。絶対駄目です。5回刈れれば何とかいけるのかなと。そういうことからすると、その堤体広場も、最低年5回は刈ってください。お願いします。もう答弁はいただかないので。少し時間は残っておりますが、コロナ禍の中でありますので、議席番号25番、小濱守男、これで一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 小濱守男議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午前11時3分)                              再 開(午前11時13分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。石嶺康政議員、一般質問を許します。 ◆石嶺康政議員 大城議長よりお許しをいただきましたので、議席番号6番、市民ネット、石嶺康政、一般質問をさせていただきます。一般質問に入る前に所感を述べたいと思います。今年は1月に始まった豚熱から始まり、新型コロナウイルス感染症と見えない敵との戦いが続いています。流行語に「3密」、「ソーシャルディスタンス」、「アベノマスク」、「濃厚接触者」、「PCR検査」、「クラスター」等、新型コロナ関連が候補に上がり、流行語年間大賞に「3密」が選ばれました。新型コロナウイルス感染症の問題は、いまだ終息する気配はなく、我慢を強いられる生活が続いています。国会では、改正予防接種法が成立し、新型コロナウイルス感染症のワクチンが無料で受けられるようになりました。イギリスでワクチン接種が始まったようですが、日本国内でワクチン接種ができるようになるまでは、まだ時間がかかりそうです。うれしい話題もありました。我が母校、名護高校ラグビー部が逆転勝利で全国高校ラグビー大会、花園に出場の栄冠をつかみ取りました。初戦の相手は、國學院栃木高校で12月28日に試合が予定されています。また、駅伝部女子チームも県大会四連覇で、全国高校駅伝大会に出場が決定しています。全国大会は12月20日、京都都大路で開催されます。全集中で持てる力を十分発揮し、頑張っていただきたいと思います。早速、派遣資金造成のお願いが来ていますので、皆さんのご協力、応援をよろしくお願いします。それでは通告に従って一般質問をさせていただきます。質問の事項1 新型コロナ対策について。要旨(1)新型コロナウイルス感染症緊急経済対策(なごむん商品券)の販売状況と経済効果について伺います。要旨(2)新型コロナウイルス感染症により経済的に打撃を受けた観光や飲食業について伺います。ア 倒産数、休業数について。イ 実施した支援策と効果及び追加支援策について。要旨(3)新型コロナ禍で困窮した市民の相談状況について伺います。質問の事項2 「脱はんこ」について。要旨(1)国、県では、「脱はんこ」により、負担軽減や事務の効率化を進める方針との報道がありましたが、名護市の取組状況について伺います。質問の事項3 教育行政について。要旨(1)文部科学省学校の働き方改革「公立中高の休日の部活動を地域や民間団体に委託する改革方針」とのことですが、名護市の取組状況について伺います。要旨(2)制服選択制の導入について伺います。質問の事項4 農業行政について。要旨(1)豚熱発生から1年近くになりましたが、現在の豚熱感染予防対策状況及び豚の出荷状況について伺います。要旨(2)鳥インフルエンザについて伺います。ア 養鶏農家数と飼育羽数について。資料提供ありがとうございました。イ 鳥インフルエンザ感染防止対策について。質問の事項5 都市計画について。要旨(1)名護市都市計画マスタープランの改定について伺います。ア 名護市都市計画マスタープラン改定のスケジュールについて。資料提供ありがとうございました。イ 名護市都市計画マスタープラン改定の概要について。ウ 名護市都市計画マスタープランの改定意見聴取について。要旨(2)都市計画道路決定後、未着手路線、整備中路線、完成路線について伺います。これも資料提供ありがとうございました。質問の事項6 辺野古新基地建設について。要旨(1)美謝川切替えについて伺います。ア 美謝川切替箇所の市所有地について。イ 辺野古ダムの洪水吐きの付替えは、名護市法定外公共物管理条例に基づき市長の許可が必要になるが、市長の見解を伺います。要旨(2)11月27日、「辺野古新基地埋立て変更承認申請について」県より名護市長へ意見照会が発出されています。名護市民の意見を反映した名護市長意見にすべきだと思うが、市長の見解を伺います。以上、一次質問とし、二次質問は自席より行います。ご答弁よろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 それでは私のほうからは質問事項1、要旨(1)、(2)ア、イについてお答えいたします。先に、質問事項1、要旨(1)についてお答えいたします。新型コロナウイルス感染症緊急経済対策の一環として、名護市地域経済活性化応援事業「なごむん商品券」の全世帯無償配布と2種類のプレミアム付商品券の販売を実施し、プレミアム率50%の商品券は11月9日、プレミアム率20%の商品券は11月19日に完売しております。11月30日になごむん商品券の利用期間が終了し、令和3年1月29日まで換金期間となります。経済効果につきましては、検証は終了後に取りまとめる予定となっておりますので、ご理解いただきたいと思います。続きまして、質問事項1、要旨(2)ア、イについてお答えいたします。アについてですが、12月2日、東京商工リサーチ沖縄支店より新型コロナウイルス感染症の影響による沖縄県内全体の廃業社数は8件と発表されておりますが、職種などの内訳はありません。また労働局や商工会、観光協会なども、公表できる数字がないとのことでございました。次に、イの実施した支援策と効果及び追加支援策についてですが、先ほどの答弁のとおり名護市地域経済活性化応援事業の効果分析は、換金終了後以降となります。また、観光及び飲食業向けの追加の支援については、国の支援策でありますGoToトラベルや地域限定クーポン、GoToイートなどの支援が来年6月までの延長が示されたことから、名護市内の観光及び飲食業向けに、引き続き制度の積極的な活用について呼びかけていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 比嘉一文福祉部長。 ◎比嘉一文福祉部長 私のほうから事項1、要旨(3)についてお答えいたします。新型コロナウイルスの影響による相談状況につきましてですが、生活支援課の生活困窮者自立相談窓口「さぽんちゅ」への生活困窮の相談状況につきましては、令和2年度は11月末現在で820件の新規相談がありました。そのうち、新型コロナウイルスの影響に係る相談は557件となっています。生活保護につきましては、11月末現在で174件の相談があり、保護申請は111件、保護開始は104件となっております。そのうち、新型コロナウイルスの影響に係る相談は9件、保護申請、保護開始はそれぞれ5件となっています。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 質問事項2、要旨(1)についてお答えします。市民の負担軽減や事務の効率化のための押印の省略・廃止等につきましては、総務省からの通知により、各地方公共団体においても、書面規制、押印、対面規制の見直しに積極的に取り組むことが求められております。そのことに伴い、国の法令等に基づいて市が実施する手続においては、所管府省から出されるガイドライン等の内容を踏まえて、その対応を検討するよう各課へ周知を図っているところです。また、市が独自に実施する手続に係る押印の省略・廃止等につきましても、今後具体的な方針及び方法を検討し、取り組んでまいりたいと考えております。続きまして質問事項6、要旨(1)アについてお答えします。沖縄防衛局が県に提出した埋立承認願書において、切替後の美謝川の水路とされている箇所につきまして、名護市の所有地はございません。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦教育次長。 ◎荻堂盛邦教育次長 質問の事項3、質問の要旨(1)、(2)についてお答えします。まず要旨の(1)ですが、文部科学省が、部活動改革の第一歩として令和5年度以降の実施を目標に、休日に教師が部活動の指導に携わる必要がない環境を構築するため、休日の部活動における生徒の指導や大会の引率については、学校の職務として教師が担うのではなく、地域の活動として地域人材が担うこととするものであります。部活動につきましては、長時間勤務の一因であることや、指導経験がない教師にとっては多大な負担となっていることもあり、教育委員会といたしましても、部活動の見直しは教師の働き方改革にもつながるものと認識しておりますので、今後とも国の動向を注視し、検討を進めてまいりたいと考えております。次に要旨(2)でございますが、市内8つの中学校のうち、今年度から制服の選択が可能な学校が1校、次年度からの学校が2校ございまして、残りの5校につきましては検討中とのことでございます。しかしながら、その5校につきましても、個別に相談があれば柔軟に対応したいとのことで、実際に対応している学校もあると伺っております。なお、私服の選択につきましては、各学校ともまだ検討の段階までは進んでおらず、教育委員会といたしましても、子どもたちの様々な状況への柔軟な対応として、まずは制服の選択について各学校とも意見交換しながら取り組んでまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 それでは私のほうから事項4、要旨(1)についてお答えいたします。今年の1月に沖縄県内では33年ぶりとなる豚熱の発生があり、1月から3月までの間に1万2,381頭の豚が殺処分されました。今回、幸いにも名護市での発生はありませんでしたが、予防対策といたしましては、県が3月中旬より初回のワクチン接種を開始し、5月以降は1回目の接種後に生まれた子豚に対し、順次ワクチン接種を実施しております。名護市内の農家については、令和2年3月から10月末時点で、3万1,337頭にワクチン接種を実施しております。また、防疫に対する指導については、県とも連携しながら農家に対して、「国の疫学調査チーム検討会における検討結果を踏まえた豚熱発生予防対策の徹底について」、「アフリカ豚熱、口蹄疫等の防疫対策の徹底について」の通知を行っており、これからも継続して注意喚起を図ってまいります。豚の出荷状況につきましては、名護市食肉センターの屠畜(とちく)頭数で見ますと、県内で豚熱が発生した1月以降、前年同月比でそれぞれ約8%から10%、頭数にして1か月当たり800頭から1,000頭減少しております。豚熱収束後の4月以降につきましても同様の推移となっており、豚熱が発生した中部地域での飼養頭数の減少が見られることから、今しばらくはその状況が続くものと思われます。続きまして要旨(2)についてでございます。アの養鶏農家と飼養羽数については、お配りした資料をご覧ください。名護市内の採卵鶏及びブロイラーの合計羽数は、年によって増減はありますが、おおむね53万羽から58万羽で推移しております。また、農家数は令和元年度で18戸となっており、ここ10年はほぼ横ばいとなっております。イの鳥インフルエンザ感染防止対策については、県と連携しながら、「高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認に伴う監視体制の強化について」などの通知を行っており、引き続き農家に対して、消石灰などによる鶏舎及び周辺の消毒の徹底について呼びかけていきたいと考えております。また、県主催による100羽以上の鶏飼養農家及び団体を対象に、「北部地域特定家畜伝染病危機管理対策講習会」の開催が予定され、鳥インフルエンザの発生状況などについて説明がされる予定であります。本講習は予定どおり、昨日の12月8日に開催されております。講習会において、県より現在の状況として、今シーズンは例年にないほど高病原性鳥インフルエンザの感染拡大が確認されているとの報告がありました。これに伴い、農場へのウイルス侵入防止の徹底、早期発見、早期通報の再徹底についての説明がございました。また、12月1日付、沖縄県告示第481号により、家畜に対する消毒方法などの実施命令が発出され、県内における高病原性鳥インフルエンザの発生の予防を目的として、100羽以上飼養する鳥飼養農家等に対し、令和2年12月4日から令和3年3月31日までに緊急消毒を行うこととされたとのことでございます。100羽以上の飼養農家等を対象に、市内の11農場及びネオパークオキナワに607袋、これは1袋当たり20キログラムの消石灰が県から配布されたと伺っております。配布については12月5日から12月8日で全部済んでいるとの報告がございます。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 質問の事項5、質問要旨(1)ア、イ、ウ及び要旨(2)についてお答えいたします。初めに質問要旨(1)アについてお答えいたします。名護市都市計画マスタープラン改定のスケジュールといたしまして、令和元年度におきましては、沖縄県都市計画基礎調査のデータや市民アンケート調査から、名護市のまちづくりにおける課題の整理を行っております。今年度におきましては、名護市のまちづくりにおける課題を取りまとめ、社会的要請、現行計画の検証結果、ワークショップや外部委員からなる策定委員会による住民の意向を踏まえたまちづくりの方向性を検討する予定となっておりましたが、しかしながら、コロナ禍の影響によりワークショップ等が行えない状況となっております。そのため業務期間を令和3年度から令和4年度に延長し、今年度に実施できなかった業務を令和3年度に変更して実施したいと考えております。令和4年度におきましては、これまで実施してきた業務を取りまとめ、各地区別に説明会を開催し、市民の意見を反映させた都市計画マスタープランの策定を議会へ上程したいと考えております。次に質問要旨(1)イについてお答えいたします。名護市都市計画マスタープラン改定の概要といたしましては、沖縄県都市計画基礎調査のデータからまちづくりの現状及び課題を整理するとともに、現行計画によるまちづくりの目標について、分野別に名護市が取り組んできたまちづくりの成果を検証し、継続して解決しなければならない課題や新たな課題解決に向け、10年先を見据えたまちづくりの方向性について市民の意見を反映させた名護市都市計画マスタープランの改定を行うものです。次に質問要旨(1)ウについてお答えいたします。名護市都市計画マスタープラン改定の意見聴取につきましては、現在まで取り組みました業務といたしまして、居住するまちの現況や問題点、まちづくりに対する満足度や重要度など、今後のまちづくりの方向性について住民意向を把握するため、3,000人を対象にアンケート調査を実施し、約1,000人から回答をいただいております。また、本年度におきましては、今後のまちづくりを市民に広く周知することで、次年度予定しているワークショップへの住民参加の機運を高めるため、アンケート調査結果の報告をホームページや市民のひろばへ掲載する予定となっております。なお、次年度におきましては、各地区ごとに3回程度に分けて地域のまちづくり方針について、ワークショップを行う予定となっております。最後に質問要旨(2)についてお答えいたします。都市計画決定後、未着手路線、整備中路線、完成路線につきましては、未着手路線が6路線で合計1,730メートルとなっており、各路線ともに住宅地内に計画されていることから、道路と隣接する住宅の建替えに合わせて整備を推進してまいりたいと考えております。また、整備中の路線につきましては、5路線で合計5,960メートルとなっております。各路線ごとの完成予定年度につきましては、伊差川線が令和5年度、山手線が令和4年度、北農線が令和3年度、宮里大南線が令和4年度、山田原線が令和4年度となっております。なお、完成路線につきましては31路線で合計4万2,650メートルが整備済みとなっております。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 質問事項の6、要旨(1)のイ及び要旨(2)についてお答えをいたします。要旨(1)のイにつきまして、沖縄防衛局が名護市法定外公共物管理条例第4条に規定する行為を行う場合は、市との協議が必要になるものと認識しております。今後、沖縄防衛局から申請などがあった際は、法令等に基づき、適切に審査等を行うことになると認識しております。次に要旨(2)についてお答えをいたします。変更承認申請に関する市長意見を作成するに当たり、法令上、市民の意見を聴取する規定はなく、また、沖縄県において埋立変更承認申請に係る利害関係者からの意見聴取が行われたことから、市としましては、改めて市民の意見を聴取する予定はございません。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 それでは二次質問をさせていただきます。二次質問については、質問の事項6から行います。まず、美謝川切替場所の用地の件ですけれども、名護市の所有地はないとのことでしたが、これは個人所有地ということでしょうか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 基本的には個人所有地と理解をしております。ただその一部に国や県の土地があるのかまでは、確認はしていないといったところでございます。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 そうしますと、切替えに当たっては、用地買収とかが出てきます。用地買収をした後、名護市に管理を移管するのかということですけれども、その辺はどうでしょうか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 先ほど市長から答弁もございましたように、この件に関しての協議、事前協議も含めての協議でございますが、いまだ行われていない状況ですので、そういったことについては、まだ白紙ということでご理解願いたいと思います。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 それでは辺野古ダムの洪水吐きの付替えのための、いま現在ボーリング調査が行われているようですけれども、この調査はどのような手続を経て許可をされているわけですか。 ○大城秀樹議長 長山儀和環境水道部長。 ◎長山儀和環境水道部長 まず、11月27日に沖縄防衛局のほうから辺野古ダムにおけるボーリング調査の実施について照会がございました。それを受けまして、同日27日に、実施についての回答をしております。そして11月27日、同日ですけれども、浄水場敷地内立入許可申請というのがあります。そちらのほうについては、汚濁防止枠の搬入、設置のための申請でございました。そちらのほうについては、同日27日に許可をしております。そして12月1日に水上のボーリング実施のための申請がございました。こちらにつきましては、12月2日に許可をしております。そして12月4日に貯水池濁度監視・計測のための申請がございまして、12月7日に貯水池濁度監視・計測のための許可をしている状況でございます。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 このボーリング調査をやるために、周辺の木も伐採しているようですが、その伐採の許可について、これはどうなっていますか。 ○大城秀樹議長 長山儀和環境水道部長。 ◎長山儀和環境水道部長 我々環境水道部のほうでは、ボーリング調査のものでの協議をしてきておりますので、伐採については、こちらでは把握しておりません。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 辺野古ダムは、辺野古浄水場で浄水して、久辺三区、それから二見以北十区の住民の飲料水として現在使われています。辺野古ダム湖面で、辺野古ダム洪水吐きの付替えの設計のためのボーリングだと思いますけれども、こういうことを実施するということは、久辺三区、それから二見以北十区の住民へ周知されていますか。 ○大城秀樹議長 長山儀和環境水道部長
    ◎長山儀和環境水道部長 今回のボーリング調査の各区への周知については行っておりません。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 現在も東海岸の人たちが、これを飲料水として使っている水なので、ぜひ地域の皆さんにもきちんと説明をして、安全であるということを確認していただきたいと思いますが、最低でも、久志地区区長会もありますので、そういったものを利用して周知していただきたいのですが、どうでしょうか。 ○大城秀樹議長 長山儀和環境水道部長。 ◎長山儀和環境水道部長 事業者であります沖縄防衛局とも調整しながら進めていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 この飲み水に関しては、市民の命に直結することですので、防衛局と協議する必要もないと思いますので、ぜひその辺はやっていただきたいと思います。それと、辺野古ダムの洪水吐きの付替えは、名護市の法定外公共物管理条例の第4条に該当しますか。 ○大城秀樹議長 長山儀和環境水道部長。 ◎長山儀和環境水道部長 名護市法定外公共物管理条例第2条第1項の第2号に、河川法が適用または準用されない河川、溝渠(こうきょ)水路、ため池等で、その敷地が市の所有に属するものとあり、当該辺野古ダムの敷地は名護市が土地所有者と賃貸借契約をしている借地であり、市の所有に属する敷地でないため、本条例の適用はありません。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 前回、第200回定例会で、総務部長は美謝川の付替えということにつきましては、まだ何のお話もいただいておりませんと答弁しています。今回の辺野古ダムの洪水吐きの付替えと、美謝川の付替えというのは、一緒であって、同一案件ではないかと思いますけれども、どうでしょうか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 先ほど来申し上げておりますとおり、現在行われておりますボーリング調査において、どういった形になっていくのか、その全容は今後明らかになってくるかと思われるわけです。そういったことが整った後に、事前協議なりが始まっていくものと認識しているところでございます。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 次に変更承認申請について伺いますけれども、答弁の中で、法令上市民の意見を聴取する規定がないから、改めて市民の意見を聴取する予定はないということでしたが、稲嶺前市長のときは、市民意見を聴取していますよね。名護市に辺野古の新基地を造るわけですから、市民の意見を最大限尊重して市長意見を出すべきだと思いますけれども、市長、どうでしょうか。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 市民意見を聞かないというような話でございますけれども、沖縄県において、利害関係者からの意見聴取もしておりまして、名護市在住の方、または団体から579件もの意見が提出されておりますということが公表されております。この579件の意見も市長意見と同様に、県知事が承認の可否を判断する際の参考材料となることから、市長意見を作成するに当たり、改めて市民の意見を聴取する必要はないものと考えております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 それでは、先ほど市長がおっしゃっていましたけれども、県が実施した変更承認申請の意見書が約600件来ていますので、その意見書を取り寄せて、これを参考にしていくということでよろしいでしょうか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 この件につきましては、現在内部で調整中となっております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 ぜひ市民の意見を尊重する意味から、取り寄せてもらいたいと思います。この件についてはもう1点ですが、渡具知市長は、基地問題のスタンスとして、日米地位協定の改定及び海兵隊の県外、国外への移転を求めることを、選挙時の公約にしています。辺野古新基地は海兵隊基地です。海兵隊基地の県外、国外への移転を求めるのであれば、辺野古新基地埋立変更承認申請を不承認とする意見を提出すべきだと思いますけれども、市長の見解を伺います。 ○大城秀樹議長 渡具知武豊市長。 ◎渡具知武豊市長 海兵隊の海外移転についてですが、これまでも議会で何度か答弁しておりますが、必ずしも即時海兵隊の移転を求めているわけではございません。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 意見がかみ合わないところがありますけれども、時間がありませんので、次に行きたいと思います。質問の事項1です。なごむん商品券の件ですけれども、完売したということで、かなり効果があったのかなと思います。コロナ禍もあとしばらく続きそうです。それで、これの第二弾の予定はありますか。 ○大城秀樹議長 平得薫地域経済部長。 ◎平得薫地域経済部長 名護市においては、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策に関しましては、地域経済部で所管している事業といたしまして、雇用調整助成金相談窓口を5月に開設しております。タクシーチケットが6月中旬から7月19日、事業者緊急支援金が7月2日から令和3年3月1日の受付となっております。あと、持続化給付金相談窓口の提供は6月16日から8月29日になっております。あと、芸術文化活動応援事業といたしまして、6月から11月まで行っております。なごむん商品券が8月から令和3年1月29日となっておりまして、さきに答弁いたしましたが、経済効果を分析し、検証していって、今後またどういう形で進めていくか、あとコロナ禍がどういう形になっていくかというのを検証していきたいと考えております。また、GoToトラベルとか地域限定クーポン、GoToイートなどを積極的に飲食業に向けて呼びかけていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 市民相談の件について伺います。市民から、かなり相談があるようですが、どのような相談が多いのかというのと、それから市民サービス等の利用状況といいますか、その辺について伺います。 ○大城秀樹議長 比嘉一文福祉部長。 ◎比嘉一文福祉部長 市民相談、コロナ関連での相談についてお答えいたします。今年度の11月末時点の新規相談820件のうち、家賃の給付を支援する住宅確保給付金の相談件数が396件と最も多くなっています。また、社会福祉協議会の緊急小口資金、それから総合支援資金等の貸付決定件数のほうが11月末時点で2,334件となっております。それから、支援サービスの内容等につきましてですが、今年度の11月末現在の全ての生活困窮者自立支援事業の利用状況につきまして、家賃の給付を支援する住宅確保給付金が181件、家計の中身の見直しとか、それから生活を立て直すために必要な制度の活用を支援する家計改善支援事業、こちらが5件、それから直ちに一般就労への移行が困難な者に対しての一般就労に従事する準備としての基礎能力の形成を支援する就労準備支援事業が6件、それからハローワークなどと連携して求職活動の支援を行う就労支援事業が190件、それから住宅を持たない方などに、一定期間、宿泊場所や衣食を提供して、今後の自立を支援する一次生活支援事業がありますが、こちらのほうはゼロ件になっております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 次に質問の事項2の脱はんこの件ですが、名護市役所内部の起案文書といいますか、そういった文書等の内部書類も脱はんこにする予定はないかというのと、マイナンバーカードも脱はんこの一環かと思いますけれども、それの普及率はどうなっていますか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 内部の押印に代わる手段としましては、電子決裁等の仕組みがありますが、それらを導入するためには文書の電子化や決裁システムの構築など、大がかりな作業やシステム改修が必要となってくると思われます。現時点で見直しの作業はなされておりません。まずは市民の負担軽減につながる手続に係る押印等の省略、廃止を進めさせていただいた上で、内部の押印についても検討を進めてまいりたいと考えております。もう1点、マイナンバーカードの普及率ということでございますが、現時点での市のマイナンバーカードの普及率は13.5%となっております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 この脱はんこについては国、県におかれても、いろいろ取組をされているようですけれども、実際に実施する時期はいつ頃になる予定ですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 先ほど来、一次でも答弁させていただいておりますが、まずは市民の申請関係とか、そういったものを先に進めていこうということで、今、内部調整をしているところでございまして、いついつからというのはこれからということになります。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 次に質問の事項3、教育行政についてです。民間団体等に委託する改革の件ですけれども、名護市においては、民間のスポーツクラブや文化クラブがどれだけあるのかを把握しているのかというのと、それから部活動指導員は現在何人配置されていますか。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦教育次長。 ◎荻堂盛邦教育次長 名護市内の民間のスポーツクラブ、それから文化クラブがどの程度あるかということでございますが、市内に複数の民間のスポーツクラブ、または文化クラブがあることは承知しているわけでございますが、制度の詳細がまだ明らかになっておらず、平日は学校、週末は地域での活動となることから、学校との連携について、また参加する生徒の経済的負担がどうなるかなどの課題がございますので、それらに該当するクラブがどの程度というか、そういうことについて、今後とも確認をして調整を進めていきたいと思っております。それから、質問の2点目ですが、部活動の指導員の配置状況ですが、部活動指導員につきましては、部活動指導員に係る規則等の整備、それから人材の確保に大きな課題があるため、現在は配置しておりません。今後、学校の要望や現状等を含めて、検討してまいりたいと思っております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 この問題については、平日の部活を担当する教員の皆さんと、それから、休みに部活を担当する外部指導員との間で、子どもたちが板挟みといいますか、そういうふうにならないように、ぜひ十二分に検討していただきたいと思います。それから次は農業行政についてです。豚熱ワクチンの件ですけれども、初回は県が全額補助でやっています。2回目は、名護市は5割補助ということで、ワクチンを接種していますが、次年度以降も継続して豚熱ワクチンの接種補助はありますか。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 ワクチン補助につきましては、令和2年第199回定例会、7月1日に可決された補正予算(第3号)において、市の単独費用による豚熱ワクチン補助を実施しております。この豚熱ワクチンについて、私どもも大変大切だと考えておりますので、次年度も継続して取り組めるよう考えております。この件につきまして、またいろいろ予算の調整もございますので、今後も進めてまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 次に鳥インフルエンザについてですけれども、香川県で鳥インフルエンザの感染が確認されて、兵庫県、福岡県、宮崎県、奈良県、広島県へ広がり、約230万羽以上が殺処分されたとの報道もありました。県内に飛び火しかねないので、今回一般質問に取り上げました。今後、行政でできる防疫対策といいますか、先ほども説明がありましたけれども、消毒液などの補助もあるわけでしょうか。 ○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。 ◎玉城勝農林水産部長 鳥インフルエンザについては、ワクチン等々がないです。その中で消毒とか、ネズミなどの野生動物の侵入防止を図っていくということが大変重要だと思っております。その中で、従来から実施している消毒用薬品等の購入補助についても、引き続き行っていきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 ぜひ先手先手の対策を講じていただきますようよろしくお願いします。最後に都市計画についてです。先ほど、未着手路線が6路線あるということでの資料を頂きましたけれども、これはどうして未着手なのか伺います。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 未着手路線の場所は、宮里地区にあります大宮小学校の下の古い集落の所があるのですが、そこの住宅の建替えと併せてセットバックという形にしながら、道路整備をしようと考えておりまして、それで状況を見ながらという形になっております。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員。 ◆石嶺康政議員 都市計画決定道路になりますと、いろいろ規制もありますので、この辺もできるだけ早く整備していただきますようよろしくお願いいたします。時間が早いですけれども、これで私の一般質問を終わります。ご答弁ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 石嶺康政議員の一般質問を終わります。暫時休憩します。                              休 憩(午後0時11分)                              再 開(午後1時30分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。休憩いたします。                              休 憩(午後1時30分) (地域経済部長欠席の連絡あり)                              再 開(午後1時30分) ○大城秀樹議長 再開します。 日程により一般質問を行います。大浜幸秀議員、一般質問を許します。 ◆大浜幸秀議員 皆さん、こんにちは。ただいま大城秀樹議長より一般質問の許可が出ましたので、議席番号3番、礎之会、大浜幸秀、一般質問を行いたいと思います。質問に入る前に、今朝の沖縄タイムスの新聞紙上で紹介されていましたけれども、このたび、11月30日に名護市制50周年記念写真集が発行されております。この中には、いろいろな半世紀の歩みが、懐かしい写真とともにつづられております。今朝の新聞の記事を引用させてもらいますけれども、発行された記念写真集は、市史編さん係を事務局とする写真専門部会が4年かけて編集。半世紀の歩みが懐かしい写真とともにつづられていると。この写真集は368ページで、写真は約8万枚の中から700枚を厳選。第1章、「名護市誕生」。第2章、「まいにちの景色」。第3章、「暮らしと営み」。第4章、「私たちの歳時記」。第5章、「学びのまち名護」。第6章、「変わりゆく風景」。第7章、「平和を願って」、の構成で、白黒とカラー写真が盛り込まれて、なかなか懐かしい写真も多く編集されております。この写真集は値段が1冊2,500円、問合せは市史編さん係ということです。また皆様、多くの市民の方々が手に取って、この写真集を見てほしいと思います。よろしくお願いします。それでは早速、一般質問に入っていきます。質問事項の1 市内の天然記念物(樹木)の健康診断について。要旨の(1)先月の新聞報道にもありましたが、県花に指定されているデイゴの葉が、害虫のベニモンノメイガの幼虫に食べられるなどの被害が本島北部地域で見られました。名護市内でも共に樹齢130年とも言われる屋部小学校校庭の2本のデイゴと、ひんぷんガジュマル近くの「夫婦デイゴ」や、国道58号沿いに植栽されているデイゴにも被害が確認されています。今回確認された被害は、葉のみの食害にとどまり、樹木本体への被害は確認されなかったということですが、市内にはほかにも国指定天然記念物で名護市のシンボルであり、多くの市民の心のよりどころでもある「ひんぷんガジュマル」があります。これらの樹木の健康状況のチェックはどのようになされているのか。また、健康な状態を維持していくために何らかの対策を行っているのかお伺いします。質問事項の2 市内保育園の保育士確保対策について。要旨の(1)市内の保育園における待機児童問題がなかなか解消されません。入園が決まらないため、そのことが就職にも影響しているとの悲鳴に近い声がいくつか寄せられました。待機児童問題には各保育園における保育士不足が要因の一つと思われます。以下についてお伺いします。ア 待機児童数の推移と、そのうちゼロ歳児から1歳児の待機児童数はどうなっていますか。イ 現在の市内保育園の定員と現状の受入児童数はどうなっていますか。ウ 現在の市内保育園の定員に対する保育士の充足率はどうなっていますか。要旨の(2)保育士不足を解消するために市は「名護市保育士等緊急確保事業」により保育士関係の助成金交付制度を行っていますが、事業の具体的内容と実績についてお伺いします。質問事項の3 特定外来生物ツルヒヨドリについて。要旨の(1)過去の定例会においても、これまでに何度か質問を行ってきたツルヒヨドリ問題ですが、その旺盛な繁殖力により、その繁殖範囲を拡大しています。環境省が実施する、2020年度「生物多様性保全推進交付金」の支援対象に採択された名護市の「ツルヒヨドリ防除実施計画策定事業」で、「今年度は市民と共に市内の繁殖状況を調べながら防除計画を策定し、早ければ次年度から防除を行っていく。」とありますが、現在の進捗状況と今後の計画についてお伺いします。質問事項の4 新テーマパーク事業について。要旨の(1)市は10月30日にオリオン嵐山ゴルフ倶楽部に建設予定のテーマパーク建設事業に携わる株式会社ジャパンエンターテイメントとの間に包括連携協定を締結しました。「協定により地域の雇用促進、地元産品の有効活用などに取り組み、やんばる地域の振興を図る。」とのことですが、具体的内容と名護市としてテーマパーク建設事業に今後どのように関わっていくのかお伺いします。質問事項の5 市民の声より。要旨の(1)名-276名座喜14号線大宮中学校東側の道路が約100メートルの区間でへこみが見られ、降雨のたびに雨水がたまり、歩行者及び車両の通行の妨げとなっていますが、早急な補修についてお伺いします。以上を一次質問としまして、二次質問は自席にて行います。当局の答弁、よろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 さきの通告により一問一答、事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いします。荻堂盛邦教育次長。 ◎荻堂盛邦教育次長 先月の新聞報道にありましたデイゴの葉がベニモンノメイガに食べられる被害状況は、文化課でも11月4日に確認をしております。文化財保存調査委員で植物を専門とする方や市内の樹木医にも確認していただき、ご意見を伺っております。ベニモンノメイガによる葉の食害については、その時点ではほぼ葉が食べ尽くされている状況であり、樹木本体が枯れるような被害でないことから状況を観察することとし、特に対策は行ってございません。現在は、新たな若葉が芽吹いている状況でございます。市内には、「屋部小学校のデイゴ」のほか「ひんぷんガジュマル」など、天然記念物に指定されている植物が18件ございます。指定樹木の生育状況の確認につきましては、職員による観察や樹木医による巡視をはじめ、所有者や管理者、あるいは地域の方々からのご連絡により確認に向かい、状況に応じて樹木医に樹勢診断を依頼し、その結果を基に所有者と調整を行い、保護処置を行っているところでございます。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 教育次長、答弁ありがとうございます。ただいまの教育次長の答弁で、樹木に異常が見られたと地域の住民の方からの情報によって出向いて行って診断を行うということでしたけれども、今、市が指定しています天然記念物、市内各地に点在していますけれども、その天然記念物は、定期的な診断はなされていないということでしょうか。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦教育次長。 ◎荻堂盛邦教育次長 定期的な診断というのは、現在行っていないということでございます。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 今回取り上げました天然記念物、その中の屋部小学校校庭のデイゴ、屋部小学校は私の母校でもあります。小学校を卒業してもう半世紀になりますけれども、その間、校舎の建替え等が進みまして、校舎などは当時の面影はほとんど残っておりません。ただ唯一、デイゴだけは当時のまま校庭にあります。これまであまたの卒業生が出ていますけれども、多くの卒業生の思い出として、このデイゴは強く残っているものと思っております。ぜひともこういった市内、ほかの地域の天然記念物も、そういった形で地域の皆さんの思い出に残る、心に強く残っているものが多いと思います。この辺も考慮してもらって、できれば定期的な点検というのを行ってほしいと思っておりますが、その辺はどうでしょうか。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦教育次長。 ◎荻堂盛邦教育次長 現在、定期的な点検は行ってございませんが、ただ、地域の皆様方も常に気にかけていらっしゃいますので、何か異変があった場合はすぐ通報が来ますし、また市内在住の樹木医の皆さんは、それぞれその木々を気にかけて、こちらから声をかける前に、その樹木医の皆さんからも情報が来て、どうしようということも連携しながらやられていますので、そういった形で対応していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 よろしくお願いしたいと思います。関連して、この名護市のひんぷんガジュマル、これについて記録を見ますと、2002年9月の台風第16号により幹が南側に傾いてしまい、倒木のおそれがあったことから、支柱の追加などの対策が施されたと。そして、2010年6月には、風圧を軽減するために、大規模な剪定作業が行われたという記録が残っておりますけれども、依然として樹勢が戻ったようにはなかなか見受けられない感じがしますけれども、現在のひんぷんガジュマルの状態というのは、どのような状態かお分かりでしょうか。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦教育次長。 ◎荻堂盛邦教育次長 樹木医の話によりますと、現在の状態はとてもいい状態であるということを伺っております。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 樹木医の先生がおっしゃっているのでしたら間違いないかと思いますが、このひんぷんガジュマルも名護市のシンボルとして重要な存在ですので、ぜひともこれにつきましても同様に、健康維持に努力していただきたいと思っております。議長、次の事項の2をお願いします。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 質問事項2、要旨(1)ア、イ、ウについてお答えいたします。アの待機児童数の推移についてですが、過去3か年の待機児童数は、平成30年度4月時点において、認可保育園等の利用ができていない国基準待機児童数は1人、平成31年度4月時点においては45人、今年度、令和2年度4月時点においては82人となっております。そのうちゼロ歳児から1歳児の待機児童数は、平成30年度がゼロ、平成31年度が39人、今年度が69人となっております。次にイの現在の市内保育園の定員と現状の受入児童数についてですが、令和2年10月現在の市内認可保育施設の認可定員は3,305人となっており、受入児童数については3,253人となっております。続きましてウの定員に対する保育士の充足については、令和2年4月22日付で沖縄県子育て支援課より令和2年度保育士不足数調査の依頼がありました。調査内容といたしましては、4月1日時点における保育園等の受入可能人数が認可定員より過少で、保育士不足が原因で年齢ごとの定員割れが起きている保育施設等の調査となっており、名護市においては31人の保育士が不足しており、定員割れは118人となっております。定員割れの年齢別内訳としましては、ゼロ歳児54人、1歳児34人、2歳児30人となっておりました。その後、沖縄県より10月時点の状況を確認するフォローアップ調査があり、名護市の状況としましては、28人の保育士が不足しており、定員割れは103人となっております。定員割れの年齢別内訳としましては、ゼロ歳児51人、1歳児26人、2歳児25人、3歳児1人となっており、いずれの時点においてもゼロ歳児から2歳児の低年齢で保育士が不足している状況にあります。次に要旨(2)についてお答えします。「名護市保育士等緊急確保事業」については、市内に住所を有する方で保育所等において1年以上勤務していない、いわゆる「潜在保育士」や保育士養成校の新卒者等を対象として、市内認可保育所・認定こども園・小規模保育事業所などの認可保育施設に勤務した方を対象に、就職支援金として15万円を助成する事業となっております。また、同じ認可保育施設で1年以上勤務した場合に、フルタイム勤務の方にはさらに15万円、パートタイムの方には7万5,000円を助成することで、保育士等の確保と定着につなげることを目的としております。本事業については、昨年度の令和2年1月から実施しており、昨年度実績としましては、2人の方に対して助成実績がございます。今年度においては、令和2年12月1日時点で23人の方に助成金を支給しておりまして、内訳としては、23人中14人が潜在保育士等で、9人が保育士養成校からの新卒者となっております。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 比嘉ひとみ部長、ありがとうございました。ただいまの比嘉ひとみ部長の答弁の中で、国基準待機児童数の推移というのがありましたけれども、平成30年度が1人、平成31年度が45人と急激に増えております。この増えた要因についてご説明をお願いします。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 平成30年度の1人から、平成31年度4月の45人と、44人増えた原因についてですが、施設整備や保育料の無償化等により、女性保護者の働きやすい環境が整えられたことにより、保育の潜在的ニーズが掘り起こされ、申込者数が増加したこと及び平成31年4月時点の保育士不足による定員割れがゼロ歳から2歳で66人となっていることなどが原因と考えております。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 それでは質問を続けたいと思いますけれども、先ほどの部長の答弁で、令和2年10月現在の認可定員が3,305人、受入児童数が3,253人とのことでしたが、令和2年4月時点の実数はどうなっていますか。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 令和2年4月時点では、認可定員については変わりなく3,305人、受入児童数については3,151人となっておりました。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 それでは次に、令和2年4月時点で約150人ほどの受入枠に余裕があって、保育士不足での定員割れが118人となっていて、待機児童数が82人ということは、保育士不足が解消されれば、待機児童問題もある程度解消されていくという認識でよろしいでしょうか。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 議員がおっしゃるように、施設の受入枠に空きがあり、保育士不足による定員割れが118人で、待機児童数が82人となっておりますので、全体的な数で見ますと解消できるように思われますが、認可保育施設においては、児童の年齢ごとに保育士の配置基準が定められ、ゼロ歳児3人に対して保育士1人、1歳児、2歳児では児童6人に対して保育士1人、3歳児では児童20人に対して1人、4、5歳児においては児童30人に対して1人の保育士の配置となっておりまして、年齢ごとに見ますと、1歳児、2歳児に関しましては、保育士不足と定員以上の申込みとなっており、受入枠が不足している現状にあります。このことから、低年齢児の受入枠の確保、保育士不足の解消がともに必要と考えておりますので、現在、小規模保育施設等の整備及び各種保育士確保対策事業を合わせて実施しているところであります。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 ありがとうございます。ただいまの説明によりますと、低年齢児童ほど保育士の数を必要とするということだと思いますけれども、ぜひともこういった保育士確保についての対策を、今後も強化してほしいと思っております。続きまして、名護市の児童が他市町村の保育施設を利用する広域利用というのがあると思いますが、その概要と現在の利用状況はどのようになっているかお聞きします。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 広域利用につきましては、保護者が名護市以外の認可保育施設等を利用希望する場合に、名護市と当該自治体とで協議し、その自治体が利用を承認すれば市外の認可保育施設等を利用することができます。令和2年10月現在で、近隣の自治体、保育施設をゼロ歳児2人、1歳児2人、2歳児2人、計6人が利用しております。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 ありがとうございます。ただいまの説明で、この広域利用を行っている児童が計6人いるということですけれども、この広域利用を行う場合、家庭によりいろいろ事情があると思いますけれども、具体的なパターンというのは、どういったものがあるか教えていただけますか。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長
    ◎比嘉ひとみこども家庭部長 名護市の児童がほかの自治体の広域利用をするときの大きな理由についてですけれども、令和2年10月現在の広域利用者6人のうち、5人の方は職場のある自治体となっており、残り1人については実家のある自治体の利用となっております。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 ただいまの部長の説明で、市外の保育園を利用するパターンというのが分かりましたけれども、逆に、近隣の他町村から名護市の保育園を利用するという状況があるのかどうかお伺いします。これについては、待機児童を持っている保護者の方から、市内の児童が利用できないのに、市外の児童を受け入れているとの声がありますので、その辺の説明をよろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 名護市以外の児童を名護市で受け入れている状況ですけれども、保育の利用申込みに関しては、転入予定で申込みをした場合、利用開始日までに名護市に住所登録をする必要があり、転入の確認ができない場合は利用することができません。また、広域利用の受入れに関しましては、名護市の児童の利用調整を行った上で、なお受入枠に余裕があり、待機児童がいない場合のみに受入れを行っております。したがいまして、令和2年10月現在で、待機児童のいる低年齢児においては、受入れを行っておらず、待機児童のいない4歳児2人、5歳児1人の計3人の受入れとなっております。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 ありがとうございます。現在、名護市の待機児童、これもゼロ歳児から3歳児までですか、待機児童となっているのは、低年齢児の比率がほとんどだということで、現在、広域利用の市外からの方は、低年齢児はいないということが説明で分かりました。ただ、この待機児童を持っている親御さん、保護者の方はかなりナーバスになっていますので、その辺、誤解がないように丁寧な説明、周知、その辺も必要かと思いますけれども、その辺はどうでしょうか。 ○大城秀樹議長 比嘉ひとみこども家庭部長。 ◎比嘉ひとみこども家庭部長 現在でもそのような対応を心がけているつもりでありますけれども、今後もそのような、誤解のないような形で説明をしていきたいと思っております。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 その辺の対応をよろしくお願いしたいと思います。議長、事項の3をお願いします。 ○大城秀樹議長 長山儀和環境水道部長。 ◎長山儀和環境水道部長 それでは私のほうから質問事項3、要旨(1)についてお答えいたします。本市では今年度、環境省の生物多様性保全推進交付金を活用し、名護市ツルヒヨドリ防除実施計画策定事業を進めております。現在の進捗状況といたしましては、市内全域でツルヒヨドリの生育調査を実施していることに加え、市民から情報提供を受けるために、市民のひろばへの掲載や各公民館へのビラ配布などの周知活動を実施しております。これらの途中経過といたしまして、現時点、市内合計30区120か所以上で、ツルヒヨドリの生育を確認しております。また、生育調査と並行して、どのような防除の方法がより効果的で効率的かを確認するため、名護市の苗畑において、除草剤を用いた防除実験も実施しております。今後の計画につきましては、生育調査や防除実験の結果を踏まえ、環境省や市、地域の区長さんで構成されるツルヒヨドリ防除実施計画策定会議で議論を重ね、今年度中で同計画を策定していきたいと考えております。同計画の策定後は、計画に基づき、市や市民として区民や農家、ボランティア、団体として環境団体、学校、企業等による地域ぐるみの防除対策を推進してまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 長山部長、ありがとうございました。このツルヒヨドリ問題につきましては、毎定例会において、多くの議員からの質問があります。今回も、このツルヒヨドリ問題、特に私の地元であります屋部地域、そして屋我地地域の状況がかなりひどいということですので、今回も取り上げさせてもらっております。現在のツルヒヨドリの繁殖状況、具体的に、市内のどの範囲まで広がっているかというのは、お分かりでしょうか。 ○大城秀樹議長 長山儀和環境水道部長。 ◎長山儀和環境水道部長 ツルヒヨドリの市内における生息状況につきましては、長山正邦議員への答弁もいたしましたけれども、現在実施中の生育調査に基づきますと、名護地域の許田、幸喜、数久田、世冨慶、東江、大中、大南、大東、大北、宮里、為又の11区、羽地地域の真喜屋、我部祖河、親川、呉我、源河の5区、屋部地域の全7区、屋我地地域の我部、饒平名の2区、久志地域の久志、二見、三原、安部、天仁屋の5区、市内合計30区、120か所以上で生育を確認しております。定着地の多くが農地や道路などの造成地、草木などの不法投棄箇所であることから、土などと一緒に、無意識のうちに人が持ち込む行為がその生育を広げる大きな要因であると考えております。よって、ツルヒヨドリは、単純に生育地が放射的に拡大していくわけではなく、人為的かつ発散的に発生する複数の生育地から放射的に拡大していくものと考えております。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 ありがとうございます。続きまして、名護市ツルヒヨドリ防除実施計画策定会議というのが実施されていると思いますけれども、この策定会議の構成、そしてこれまでの検討内容等についてご質問いたします。 ○大城秀樹議長 長山儀和環境水道部長。 ◎長山儀和環境水道部長 名護市ツルヒヨドリ防除実施計画策定会議の構成員としましては、座長としましては、名桜大学国際学群長の新垣裕治先生、そして委員として、環境省生物多様性保全企画課の小野宏治さんと、そして私、名護市環境水道部長長山が入っております。それに名護地域、それから屋部地域、羽地地域、屋我地地域、久志地域のツルヒヨドリが繁茂する区の区長さんも参加しております。メンバーとしては計8人で構成されております。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 ありがとうございます。先ほど一次質問でもお伺いしましたけれども、今回、環境省が実施する2020年度生物多様性保全推進交付金の支援対象に採択されたという名護市のツルヒヨドリ防除実施計画策定事業、この中で、「今年度は市民と共に、市内の繁殖状況を調べながら防除計画を策定し」とありますけれども、現在、この会議の中でどのような検査、調査を行っていこうとしているのかというのをお聞きします。 ○大城秀樹議長 長山儀和環境水道部長。 ◎長山儀和環境水道部長 現在、市内全域の生育調査と防除実験を実施中でございます。生育調査については、あらかたの地点における調査を終えておりますが、市民からの情報提供に応じて現地を確認し、生育地点を追加していく作業は今後も継続していく予定でございます。市民の皆様には、引き続きご協力いただきたいと考えております。また、防除実験につきましては、名護市の苗畑において、除草剤を用いた防除の実験等を進めて、現在1回目の防除を終えて、経過観察の最中でございます。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 部長、このツルヒヨドリの繁殖状況、市民等からの情報に基づいて取りまとめをすると。取りまとめて、恐らく分布図というのも作成すると思いますけれども、この取りまとめはどちらのほうでなさるのですか。名護市がまとめるのですか。 ○大城秀樹議長 長山儀和環境水道部長。 ◎長山儀和環境水道部長 今、防除の実施計画の策定をしておりますので、その中で分布図を作成しておりますので、名護市のほうで作成していきます。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 こちらのほうで、皆様に紹介したい写真があるのですが、議会事務局、これはアップで撮れますか。この場所は宇茂佐になるのですが、為又から屋部に抜ける新波通り、そこから名桜大学に上っていく道路があると思いますけれども、その入り口のほうの写真ですけれども、この白く見えているのがツルヒヨドリの花です。こういった状況が1か所だけではなくて、現在、屋部地区の広範囲にわたってこのような状態が見受けられます。ちょうどいま現在、ツルヒヨドリの白い花が満開です。普通に新波通りを車で通っていると、この道路の本当にそば、車窓からはっきりと見えます。ぜひとも、議員の皆さんも一度、この状況を見ていただきたいと思っております。議長、次をお願いします。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 私のほうから質問事項4、要旨(1)についてお答えいたします。令和2年10月30日にオリオン嵐山ゴルフ倶楽部に建設予定の北部テーマパーク事業の推進に向け、株式会社ジャパンエンターテイメントとの間に、名護市において包括連携協定を締結いたしました。本テーマパーク建設については、美ら海水族館と並ぶ観光拠点施設として、北部地域における雇用の促進、既存の観光施設との連携等により、北部地域の活性化に大きく寄与するものと期待しておりまして、包括連携協定の締結により、実現に向け大きな一歩を踏み出したものと認識しております。また、令和4年度から始まる次期沖縄振興計画への提言に本テーマパークに関する要望や支援策等を組み入れるため、国・県等の関係機関と連携を図り、本テーマパークの開園を支援してまいります。今回の包括連携事項といたしましては、観光リゾート振興と地域活性化に関すること、交通対策に関すること、教育・こども育成に関すること、雇用促進・女性活躍に関すること、安心・安全に関することの5項目となっており、この具体的な取組内容につきましては、今後協議を進め決定してまいりたいと思っております。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 ありがとうございます。このテーマパークにつきましては、遊戯施設を集めた従来のテーマパークと異なり、沖縄にある亜熱帯の自然を体感できる施設を目指すとあります。名護市のホームページでも、「観光振興、地域活性化や交通対策、教育、こども育成、雇用創出、女性活躍、安心・安全などの分野で連携し、事業の成功に向けて全力で取り組み、将来的にはやんばるの課題解決につながる取組に発展させていきたいと思います。」と紹介されております。今回、このテーマパーク、具体的な計画はこれからだと思いますけれども、いずれにしましても、このテーマパークと隣接する名護市、このアクセス道路としてみても、名護市を通らざるを得ないということであると思いますので、その辺、名護市にとって本当に有効な施設になるように頑張っていただきたいと思っております。そして、現在名護市にある動植物公園、ネオパークオキナワ、こちらとの連携、そして名護湾の自然、海浜、その辺と連携させて、名護市に観光客の滞在を呼び込むと、そういったお考えはありますか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 今回、包括連携協定の一つの項目として、観光リゾート振興と地域活性化に関することということでございますので、本市内の既存の施設との連携ですとか、そういった協力の取組をどのように図っていくとか、そういったところも含めて、今後、株式会社ジャパンエンターテイメントと協議を深めながら取り組んでいきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 ありがとうございます。具体的な計画にはこれから入っていくと思います。しかしながら、名護市も、連携協定を結んでいるわけですから、強力に市の意見も言っていただきたいと思っております。また、具体的な計画が出来次第、今後とも注目していきたいと思っていますのでよろしくお願いします。それでは議長、事項の5番をよろしくお願いします。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 それでは私のほうから事項5、要旨(1)についてお答えいたします。市道名座喜14号線は国道58号を起点とし、市道柳原線を終点とする約340メートルの道路となっております。現場を確認いたしましたところ、道路中間地点において、道路のへこみが確認できました。市といたしましては、抜本的な舗装修繕を実施するまでの間、応急対策といたしまして、隣接する準用河川である東屋部川と当該市道の境界部分の除草を行い、たまった道路表面水をスムーズに河川へ流れるよう対策を講じた上で、雨水がたまる場所の範囲や道路勾配の状況などの確認を行い、舗装修繕を実施していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員。 ◆大浜幸秀議員 ありがとうございます。この市道名座喜14号線は、かなり以前からこのような状況が続いていまして、ひどいときには道路の半分ほど雨水がたまって、歩行者、近くの大宮中学校、そして名護高校、名護商工高校等の学生も多く利用しております。そのたびに、水たまりをよけて歩行するために、かなり危険な場面も見受けられますので、どうか早急な対応をよろしくお願いしたいと思います。以上をもちまして、大浜幸秀、一般質問を終わります。 ○大城秀樹議長 大浜幸秀議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。                              休 憩(午後2時18分)                              再 開(午後2時28分) ○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。岸本洋平議員、一般質問を許します。 ◆岸本洋平議員 皆さん、こんにちは。ただいま議長の許可がありましたので、議席番号23番、にぬふぁぶし名護、岸本洋平、一般質問をさせていただきます。今日は質問の事項が多いので、早速質問を読み上げていきたいと思います。質問の事項1 辺野古新基地建設問題について。質問の要旨(1)沖縄防衛局が沖縄県へ「設計概要変更承認申請書」を提出し、その設計変更における美謝川の切替えと、辺野古ダムへのベルトコンベア設置に関する防衛局と名護市との協議について、協議の予定と協議内容について質問いたします。質問の事項2 再編交付金の交付要件について。質問の要旨(1)名護市は再編交付金の交付を受けていますが、交付要件について質問します。質問の事項3 ワーケーション拠点施設整備事業について。質問の要旨(1)先日開催された全員協議会にて、施設の概要、規模が見えてきましたが、既存施設活用についてどのような協議が行われたのか。個室8室とワーキングスペース、レストラン等の施設管理と経営の見通しについて。また名護市民による利活用について伺います。質問の事項4 宇茂佐海岸ロングビーチ構想について。質問の要旨(1)渡具知市長が市長選挙時に掲げた宇茂佐海岸ロングビーチ構想への取組について伺います。質問の事項5 交通安全対策について。質問の要旨(1)国道449号の急カーブ(字宇茂佐378番地付近)地点へ、減速標識標示、カーブミラー設置を求めます。質問の事項6 新給食センター建設について。質問の要旨(1)新学校給食センター建設の進捗状況を伺います。質問の事項7 市内小・中学校の校区について。質問の要旨(1)校区の調整区域の目的と設定の考え方について伺います。以上を一次質問といたしまして、二次質問は自席より行います。ご答弁よろしくお願いいたします。 ○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 質問事項1、要旨(1)ついてお答えいたします。美謝川の切替え、辺野古ダムへのベルトコンベア設置に関して、沖縄防衛局との協議は行っておりません。現時点では、沖縄防衛局から協議の申入れ等もございませんので、協議内容についてもお答えする段階ではございません。ご理解のほどお願いいたします。続きまして事項5、要旨(1)について答弁いたします。要望があります箇所への交通安全対策につきましては、去る12月3日付にて、宇茂佐区長からも同様の陳情があり、減速標識やカーブミラーの設置について、道路管理者である北部土木事務所へ確認をいたしましたところ、現場の状況を確認し、事故件数等を踏まえての検討が必要であり、また、優先順位や予算の制約もあることから、今後検討をしていきたいとの回答でありました。しかしながら、市といたしましては、交通安全対策の観点から必要と考えておりますので、引き続き設置要請を行ってまいりたいと考えております。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 私のほうからは質問事項の2から4についてお答えいたします。まず、事項2の要旨(1)の再編交付金の交付要件ですが、「再編交付金」は、「駐留軍等の再編の円滑な実施に関する特別措置法」第6条の規定に基づきまして、駐留軍等の再編により、周辺地域における住民の生活の安定に及ぼす影響の増加に配慮することが必要と認められる防衛施設の周辺市町村について、再編関連特別事業を行うことが、当該施設における駐留軍等の再編の円滑かつ確実な実施に資するため必要であると認めるときに、当該施設を再編関連特定防衛施設として、当該市町村を再編関連特定周辺市町村として、防衛大臣が指定しました上で、当該市町村に係る再編関連特定防衛施設における駐留軍等の再編による住民の生活の安定に及ぼす影響の増加の程度及びその範囲を考慮し、当該駐留軍等の再編の実施に向けた措置の進捗状況及びその実施から経過した期間に応じ、当該市町村に対し、再編関連特別事業に係る経費に充てるため、交付されているものと承知してございます。続きまして、事項3の要旨(1)ワーケーション拠点施設整備事業の既存施設の活用についての協議、まずは、本施設を活用することとした経緯からご説明をいたします。沖縄総合事務局において平成30年度に実施した「沖縄における県外企業の長期滞在型テレワークの誘致及び導入検討調査」におきまして、名護市が実証地になり「冬季の避寒、春先の花粉症対策、夏季のワーケーション」という沖縄の地域特性を生かした長期滞在型テレワーク、ワーケーションの有用性が示されたところでございます。また、本調査事業において、テレワークを活用する事業者の多くは本市が企業誘致を進めております情報通信産業事業者でございました。また、令和元年度策定の名護湾沿岸基本構想の検討において、名護漁港及び21世紀の森公園に加え、本市の「玄関口エリア」として道の駅許田の機能拡充、許田漁港マリーナ整備、ワーケーション拠点施設整備を中心とした本市のリゾート振興につながる取組を進めていくこととしたところです。その状況を鑑み、年間を通して観光客の確保、滞在促進及び情報通信産業等の企業誘致につながる取組として、名護市としてワーケーションを推進することとなりました。そのような中、沖縄総合事務局から当該事業の予定地であります未利用国有地等の取得等要望についての意見照会がございました。既存の建物である旧群星荘は沖縄総合事務局の研修所として利用され、宿泊、会議等のワーケーションに活用できる利用形態を有していたところでございます。既存施設の活用に当たっては、既存の間取りは大きく変えずに、1階にはコワーキングスペースや個室ミーティングルーム、2階には研修室と個室スペースを整備する計画としております。近隣リゾートホテルの宿泊者を主な対象として、滞在中の一時的な業務や打合せなどがある場合に、本施設のコワーキングスペースや個室ミーティングルームを利用いただくことや、ビジネスでの来訪者については、宿泊ができる個室スペースの利用を想定しております。なお、既存施設をリノベーションし、ワーケーションの取組を行う事例はほかにもございまして、旧群星荘についても既存施設を最大限活用する計画となっております。次に、施設管理については指定管理者制度により、民間による運営を検討しております。企業誘致の観点からは「特定非営利活動法人NDA」との連携が必要になると考えておりますが、本拠点施設の主となるコワーキングスペースや個室ミーティングルーム、研修室や個室スペース等の運営については、類似施設の運営を行っている民間企業による運営を検討しております。また、レストラン等については指定管理者自らによる運営も可能ではございますが、現時点では、ほかの民間事業者に賃貸して運営していくことを想定しております。また、施設の経営の見通しについては名護市でもさきの全員協議会において配付しました収支計画(案)により想定はしておりますが、あくまでも、施設整備を行う名護市として現状で考えられる案ということでお示しをしております。今後取り組む実施設計や整備工事とともに、新型コロナウイルス感染症等の状況を踏まえつつ、経営の見通しを整理していきたいと考えております。また、本拠点施設の需要見込みとしては近隣のリゾートホテル利用者を想定しているところでありますが、市民の利用を制限するものではございません。また、企業誘致などビジネス活動を行う施設という観点からは、市民も利用する施設となることも想定しております。最後に、事項4の要旨(1)の宇茂佐海岸ロングビーチ構想についてでございます。現在、策定に向けて取り組んでおります「名護湾沿岸基本計画」において、21世紀の森公園周辺エリアとして、今後の活用を検討しているところです。現在、民間企業へのサウンディング型市場調査、市民アンケート等を実施しておりまして、そうした意見を集約し、来訪者はもちろん、市民が楽しめる基本計画の策定につながるよう取り組んでいるところでございます。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦教育次長。 ◎荻堂盛邦教育次長 私のほうからは質問事項の6と7についてお答えさせていただきます。まず質問事項の6ですが、まず初めに第一学校給食センターの建設につきましては、建設予定地の造成計画の変更に伴い、当初予定していた事業費より大幅に増額することが見込まれることから、改めて事業手法や収支計画の見直しを行っている状況でございます。現在の進捗状況につきましては、事業化に向けた取組として民間資金等の活用による公共施設等の整備「PFI事業」を含む各種補助事業の活用について、検討しているところでございます。また、より効果的な運営を行うための検討も進めており、第一学校給食施設が完成した際の配送ルートや、運営方法について検討しているところであります。今後のスケジュールといたしましては、令和2年度中に事業手法や収支計画などを決定し、関係機関との協議、新しい給食施設の運営方法等について引き続き検討を行い、令和3年度から第一学校給食センター事業が着手できるよう取り組んでまいります。第二学校給食センターの建設につきましては、第一学校給食センターの供用開始後に稼働状況を精査し、設計に反映させていくことで、より機能性の高い給食センターの建設につなげていきたいと考えております。続いて事項の7でございます。名護市教育委員会では、それぞれの学校ごとに通学区域を設定し、児童・生徒の住所によって就学すべき学校を指定しております。この指定された学校を「指定学校」と言い、それぞれの指定学校の通学区域を一般的に「校区」と言っております。しかし、留守家庭や転居等、家庭の事情によりその指定学校へ通うことができない場合、それぞれに定めた許可条件を満たした上で、指定する学校以外の学校に通学することができる「指定学校変更制度」を設けております。調整区域は、その制度の一つであり、許可条件を「校区の見直しが予想される場合」として、柔軟に指定学校変更ができるようにしている地域のことであります。現在、調整地域となっているところについては、歴史的背景や、それから様々な要望から、教育委員会内での議論を経て、調整区域とされたものとなっております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 ご答弁ありがとうございました。二次質問は、まず質問事項の1 辺野古新基地建設問題について。ここに時間をかけたいと思っていますけれども、先ほど石嶺議員へのご答弁も伺っておりましたが、その中で気になったご答弁もありました。今、総務部長のほうから、現在協議はしていないので、内容についても今は答えられないということでありましたけれども、実際、ダムの周辺。湖面でもボーリング調査が行われている状況です。そうした中で、防衛省から協議は来ないのですが、これは協議が必要だと条例上も考えるのですが、協議は、特に湖面のボーリング調査については、名護市管理の湖面であり、昔はそこに里道もあって河川になっていた地域で、今、名護市の財産となっていると思いますけれども、そういう意味からも協議が必要だと思いますが、市の考えはいかがですか。 ○大城秀樹議長 長山儀和環境水道部長。 ◎長山儀和環境水道部長 辺野古ダムのボーリング作業の沖縄防衛局との協議でございますけれども、前回9月にも石嶺議員にも答弁しておりますけれども、7月14日から辺野古ダム区域内で実施する作業について協議を重ねてきました。その間、何度か作業について私どもと局との間で調整させていただきまして、7月27日に辺野古ダムにおけるボーリング調査の実施に伴う協議等の有無について回答しているところでございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 今、周辺地域の湖面ではなくて、周辺のボーリング調査のことでしたよね。湖面ですか。湖面は7月に回答しているのですか。(うなずきあり)ああ、そうなんですか。7月に回答しているということで、湖面は11月だと先ほど聞き違えていたんですね。この湖面の調査は、皆さんは目的も分かっているとは思うのですが、もちろん調査した上で、洪水吐きの付替えをして美謝川を切り替えていくと。その大きな目的は、辺野古の新基地、飛行場を造ることだということになるのは、これは分かっていると思いますが、それについては、どのような認識ですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 一次の私の答弁の中では、現在、協議の段階ではないと申し上げました。これは条例に基づいて、例えばですが、法定外公共物に工作物を新設しようとする場合、その工作物の構造などを確認して、法定外公共物の構造や機能に支障がないかなどを審査していく必要があるということでございまして、現時点ではそういった資料が出されていないからという意味で答弁をさせていただいております。そういう意味で、申請が出ておりませんので、今後、申請が出次第、あるいは協議が始まり次第、こういったことを含めて審査をしていくことになっていくものと理解をしております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 今のご答弁だと、あくまでボーリング調査であって切替え関係では全然出てきていないということですけれども、もちろんこれは将来、美謝川の切替えのための、将来というか次にはそれがあるわけです。ということで、それを暗黙に認めていることになると思うのですが、それはあくまで質問というわけにはいきませんので、それを認めているでしょうということではなくて、今後、美謝川の切替えの協議というか切替えについて、防衛局のほうから話があると想定されます。その場合は、皆さん、協議に応じると思うのですが、この美謝川の切替えについて、市のほうでは、これは協議が必要なものだと。ダムに新しい洪水吐きも付ける、それからダムには里道も河川もある。そもそも河川自体を切り替える。これはもう協議がもちろん必要ですという認識でしょうか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 条例の第4条に規定する行為を行う場合は協議が必要になってきますので、それに当たる場合でありますと協議をしていく必要があると認識をしております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 今、それに当たるかどうか、まだ分からないということで、市のほうにそういう申請がないとお答えできないということでしょうか。しかしながら、もう目的ははっきりしているわけです。それでは今回、湖面のボーリング調査の申請がされていると、先ほども石嶺議員のご答弁で伺いました。ということで、その申請書の内容というのは、タイトルはどのようになっていますか。 ○大城秀樹議長 長山儀和環境水道部長。 ◎長山儀和環境水道部長 沖縄防衛局と水道施設等立入りの際に、事前の調整をしています「浄水場等敷地立入許可申請書」でございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 以前、平成26年に防衛局から、当時の稲嶺市長に提出された協議書のほうは、普天間飛行場代替施設建設事業に係る協議についてということで、内容が普天間飛行場代替施設建設事業に係る公有水面埋立については、平成25年3月22日に承認願書を沖縄県知事に提出し、同年12月27日に承認をいただいておりますと。本事業を進めるに当たり下記の協議書を提出しますということになっておりますけれども、今回の申請書には、そのあたりの普天間代替施設の事業を進めるに当たりということは入っていないわけでしょうか。目的の中に。 ○大城秀樹議長 長山儀和環境水道部長。 ◎長山儀和環境水道部長 今回の浄水場敷地内の立入りですけれども、まず、汚濁防止枠設置の搬入のため、そして、水上ボーリング実施のため、そして貯水池濁度監視・計測のためという形になっております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 そういう内容だということですけれども、実際、これまでの過去の協議書を見ていると、しっかり協議書の内容にも辺野古ダムの貯水池のダム湖水面についての占用についての協議であったり、そういう内容になっているわけです。ですから、辺野古ダムの湖水面で作業をするということは、そういう協議が必要になってくると思うのですが、今回、この申請というのは、協議は必要なくて、申請に対しての回答でよかったわけでしょうか。 ○大城秀樹議長 長山儀和環境水道部長。 ◎長山儀和環境水道部長 協議の内容についてでございます。まず、7月16日に辺野古ダムにおけるボーリング調査の実施に伴う協議等の有無について照会がございました。その中では、辺野古ダムの洪水吐きの付替え検討のためのボーリング調査を計画しておりますという形での照会がありました。そのことにつきまして、市からは7月27日に回答しております。その調査の実施に当たって、こちらのほうから留意してくださいという形で3点ほど挙げております。まず1.ボーリング調査地点及びその周辺の土地所有者等との調整を行うこと。2.当市において、ダム内のボーリング調査に伴う水質汚濁防止対策に関し、専門家への意見聴取を行う予定であることから、水質汚濁防止対策に関する資料を提出すること。3.水質汚濁防止対策に対し、専門家からの疑義が生じた場合は、改めて調整を行うことなどを協議しております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 まさに洪水吐きの付替えについてということで、洪水吐きは何のために取り付けられるのでしょうか。 ○大城秀樹議長 長山儀和環境水道部長。 ◎長山儀和環境水道部長 洪水吐きの目的は、下流部に対してオーバーフロー、大雨のときに災害とならないようにするためのものとなっております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 ですから今、洪水吐きはあるわけです、基本的に。あって、なぜ新しいのを付けるのかということです。そういう認識がなくて、回答、許可は出せないと思うのですが、もう一度お伺いします。今、既存の洪水吐きはあるのです。なぜ新しく造るのか、お伺いします。 ○大城秀樹議長 長山儀和環境水道部長。 ◎長山儀和環境水道部長 既存のものについては、国道側辺野古浄水場側に一つあります。今回は、新たな洪水吐きについては、下流側に方向を持っていくという形のものと認識しております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 そのとおりで、これ以上細かい質問をしていくのも、こちらもあれですので、要するに今の美謝川を切り替えて、新しい洪水吐きを付けて、新しい美謝川切替えの水路を造って海に流すと。それは新しいV字型滑走路を造るためにほかならないわけです。もちろん今の美謝川がなくなってしまうということでもあるわけです。そういうことについて、今の美謝川がなくなる、そして新しい洪水吐きが付けられて、基地のために美謝川切替えの水路を造って水を流していくと。そういうことは明白なわけで、そこを、何というか、名護市が何をかばう必要があるのかと思っているのですが、渡具知市長、これはもう間違いなくそういう認識でありますよね。それで今回の環境水道部の許可証も、もちろん市長名で許可を出されていると思いますけれども、そういう基地建設のための美謝川の切替えに伴うボーリング調査で、その申請であるということで、それに対して許可をしたという認識でよろしいでしょうか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 先ほど来申し上げていますように、これからあるかもしれない申請に対する事前の調査という認識でボーリング調査が行われていると。このボーリング調査の結果によって、何らかの図面が出来上がってくる。先ほど申しましたように、どういった構造であるかということから、具体的な協議に入っていくものと認識をしております。したがいまして、現時点ではそれを認めたという認識ではございません。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 議長、速い指名ありがとうございます。というところまでしか答弁できないと思うのですが、やはりそのあたり、目的をはっきり確認せずに申請に対する許可が出せるものなのかと思っているところで、以前には、代替施設を造るための協議というのが、防衛省も防衛局もそういうのを提出してきて、それが本来の手続ではないですか。それを、何もなかったことのようにして水路が切り替えられて、今ある美謝川がなくなってしまって、当然そこが滑走路になって、生物も大量に死ぬわけです。そういう責任はどなたが取るのでしょうか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 そもそもの計画については、沖縄県により承認された計画に基づいて実施されているという認識でございます。責任の所在という問いではありますけれども、そうならないように、双方で協議していくべきだという認識でございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 そうしますと、改めて美謝川の切替えについて、実際今、あくまで皆さんはボーリング調査は水質とかそういうことかもしれませんけれども、いよいよ美謝川の切替えになってくると、これはもう防衛省の基地建設のための設計変更の図面に入っているわけです。それについて、今はもう進んでいると思っているのですが、切替えが行われるに当たっては、協議が必要だという認識でしょうか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 繰り返しで大変申し訳ございませんけれども、条例の第4条に係る場合は、そういった手続が必要だという認識でございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 では条例の第4条ですけれども、1項5号、ここに、法定外公共物の構造または機能に支障を及ぼすおそれのある行為ということであります。おそれのある行為ですから、これは皆さんのほうでしっかり認識があれば、当然、条例の対象になってくると思いますけれども、それについてはいかがですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 若干整理が必要かと思います。ここで言う法定外公共物は河川ということでよろしいかと思いますが、今回の話はあくまでダムということで、法定外公共物ではございませんので、ご理解のほどお願いします。
    大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 いえいえ、一緒です。今回の話はダムと河川と両方をしております。辺野古新基地建設問題全般です。ですから、支障を来さなくても、支障を来すおそれがある場合は対象です。おそれはあります。おそれがないなんて言えないです。ということは、切替えは対象ですね。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 河川の切替えということでありますと、条例の第4条の第1号に規定しております許可の手続は必要になると認識しております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 すみません、議場でやり取りをさせてもらいますけれども、この第1項1号は、法定外公共物において、その敷地またはその上空もしくは地下に工作物その他の物件を新設し、改造し、または除去しようとする行為でよろしいですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 大変申し訳ないです。2号の誤りです。訂正いたします。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 1項2号ということで、法定外公共物において土地の掘削、盛土、付替え、その他の土地の形状を変更する行為ということでございますので、美謝川の切替えについては協議の対象ということでよろしいですね。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 先ほど来繰り返しになります。どのようにしていくのか、今後、基本設計などが上がりましたら、それによって形状が変わるのか、変わらないのかを確認させていただいた上で、条例に該当するかどうかの判断になろうかと思います。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 時間もないですので、ですから今、設計書は設計変更書が出ているわけです、県に。出ていて、これまでルートが二転してきている中で、最初のところに戻っているわけです。北側と言えばいいですか。誰が見ても明白なわけです。出ているわけです。それについて切替え、河川の形状を変更するということですので、もうしますという図面なんですから、協議の対象になると考えますが、いかがですか。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 切替えということであればおっしゃるとおりそれに該当いたします。ただ、現時点で何らかの申請、あるいは事前協議がないということでご理解をいただきたいと思います。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 ご答弁ありがとうございました。私も議論をさせていただいて、認識を深めることができました。ありがとうございます。ベルトコンベアの件も入っていますけれども、こちらは湖面全体が対象になってくると思います。もちろん、そういう意味で里道、水路の関係上、もちろん協議の対象になると思います。そのあたりしっかり協議をして、名護市の主張、環境保全も含めてしっかり行っていただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。では、続きまして質問の事項2です。先ほど、再編の進捗、期間に応じて再編のための交付金があるということでした。それを今、名護市は活用して、給食費、保育料、18歳までの医療費無償化に主に充てていると思います。この進捗、期間と、それから工事の進捗、期間に応じてということですけれども、どのような結末にせよ、工事は終わるわけです。一生続くわけはない。となると再編交付金はなくなるわけです。その後の給食費、保育料、医療費を含め、いま賄っているものをどうやって継続するのかということになりますけれども、当然工事が終われば、再編交付金は終わるという認識でよろしいでしょうか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 工事の進捗もございますが、そもそも再編交付金、平成38年度、令和8年度までの時限立法に基づき交付されている交付金でございますため、現在の法律が改正されない限りは、その後は交付されないこととなってございます。まずは今後も、再編交付金を活用して、継続的な実施を図っていくことが基本となりますけれども、併せて、国や県の補助金の活用による市負担の軽減や行政改革、事務事業の見直しといった歳出削減の不断の努力を行っていくとともに、企業誘致を積極的に実施していくなど、様々な歳入確保の取組も進めていきますことで、市の財政基盤強化を図り、再編交付金が交付されなくなることで市民サービスが後退するようなことがないよう、継続的かつ安定的な事業実施を図っていく必要があると考えております。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 全くそのとおりだと思います。これは、再編交付金があろうとなかろうと、どうにか頑張ってやっていかないといけないのです。ぜひ当局の皆さん、よろしくお願いいたします。続いてワーケーション拠点施設ですけれども、こちらにいい資料がありました。資料というか、皆さんが作成した令和元年度名護湾沿岸基本構想概要版です。すばらしい。しっかりまとめられています。その中の18ページだったりで、テレワーク・ワーケーション拠点施設整備ということで出てきているわけです。これは予算も可決されていますので、市の持ち出しも1億円あったと思いますので、しっかりしたものを造っていかないといけないと思います。それで、向こうは後背地も含めて非常にいい環境だと思っています。ただし、やはり活用の仕方、計画ですね、全体を見通した。後ろ側には、以前は植物園だった場所も近くにあったと思いますし、そうした全体をマネジメントしないと、今の予算でできること、今の図面上に安易に落としていくと、将来、全体を活用する上でどういう計画性を持ってやるのかというのが非常に気になります。そのあたりについて、全体をよく把握した上で、施設整備をしていただきたいと思いますが、いかがですか。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 ワーケーション拠点施設を整備する場所である旧群星荘の後背地の活用も含めた全体的な検討というお尋ねでございましたけれども、後背地につきましては、平成2年に沖縄県が策定した部瀬名岬地域海浜リゾートマスタープランにおいても、後背地も含めた一体の開発が計画されておりまして、予定地が所在しております地元の喜瀬区からも、その展開に係る要望を、名護市として受けているところでございます。本市といたしましては、まずは今回の予定地の整備、これを進めていきたいと考えておりますが、今後、後背地の展開、地元との意見交換を踏まえながら検討を進めていきたいと考えているところです。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 ぜひ地元の意見、県と調整をして、しっかりしたものをつくってほしいと思います。お願いいたします。続いて、宇茂佐海岸ロングビーチ構想ですけれども、時間もないのですが、宇茂佐海岸の西側のほうの護岸が、台風のたびに特に大きく削られている状況があって、もちろんその辺も含めてになると思うのですが、先に対応すべき場所もあるかと思いますけれども、そのあたりの認識を伺いたいと思います。 ○大城秀樹議長 當山賢建設部長。 ◎當山賢建設部長 今、岸本議員が言っている場所は、宇茂佐区のグラウンドゴルフとかをやっている場所ですよね。(うなずきあり)分かりました。そこは今、県の維持管理班が管理している場所になりますので、そちらと連携しながら、今後の動向を見守っていきたいと思います。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 ぜひ早めに調整、整備を行っていただければと思います。18ページには、沿岸プロムナードの整備とか、非常にいろいろ構想が書いてありますけれども、ぜひそのあたりもしっかり取り組んでほしいと思っております。今回、いろいろ質疑させてもらった全員協議会でも思ったのが、何と言えばいいのか、国の跡地利用ということもあったり、全体の沿岸構想ということもあったりして、少し、どこに力を入れたらいいのかという感じが当局にもあるのかと思ったりしたのですが、やはりその事業に情熱をしっかり持って、これを市民のために、名護市のためにやるんだという気持ちを入れていかないと、いいものになっていかないと思います。やはりしっかり心を込めて事業をつくり上げていっていただきたいと思います。そこは、市長の公約もいろいろありますけれども、ぜひ一つ一つ大切にやっていただきたいと思います。よろしくお願いします。次に質問の事項5の交通安全対策ですが、国道449号、字宇茂佐378番地の所ですけれども、ここは今、赤色灯も以前から置いていただいて、事故がすごく少なくなったということであります。ありがとうございます。しかしながら今、標識とかカーブミラーが必要だと思うのは、例えばしゅんせつ工事をするときに、もう少し、このカーブから屋部寄りの所が出入り口になるのですが、その出入り口に警備員を立たせて、カーブの所にも警備員を置いて、向こう側にも警備員を置いて、その上、標識もたくさん、減速、急カーブの標識を置いて、工事のときは本当に厳重にやるのですが、工事が終わると全部なくなってしまって、ふだんはどうなのかと。ふだんも危ないわけですね。なのでそこは県もよく分かっていて、それだけ危険な場所です。ぜひ早めに、以前にも県には、直接土木事務所に行ってお話ししたことがあるのですが、年度をまたいでいるので、うまく伝わっていないかもしれないです。ぜひ早めに対応をお願いしたいと思います。スピード感を持った対応について伺います。 ○大城秀樹議長 祖慶実季総務部長。 ◎祖慶実季総務部長 交通安全対策は総務で行っておりますので、私のほうで。一次でも答弁をいたしたところでございますけれども、こちらの交通安全対策の観点から、必要とは考えておりますので、引き続き要請をしてまいりたいと考えているところでございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 よろしくお願いいたします。給食センターについては、令和3年度に着手できるようにというのは、工事に着手ですか、設計に着手でしたか。聞き損じてしまって。令和3年度から何に着手するのか、もう一度伺います。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦教育次長。 ◎荻堂盛邦教育次長 令和3年度から事業に着手ということでございますので、まずは設計のほうからということでございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 第一給食センターの場所は、変わらず久志の所になりますか。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦教育次長。 ◎荻堂盛邦教育次長 第一給食センターについては、場所は以前と同様の場所でございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 ありがとうございました。ぜひ早期の整備をお願いいたします。続いて事項7、校区の件ですけれども、これは特に字宇茂佐の1700番地から1710番地にかけて、私も今回初めてこの校区について、住んでいる方からお話を受けて確認したい部分があって、質問をさせていただきました。その校区の現在の考え方については理解しておりますけれども、それぞれの個別事案の話もありましたけれども、そのあたり、以前、担当の方によって少し認識が変わったりするところがあったという相談も受けたことがあったので、しっかり部署内、課内でその認識を深めていただきたいと思います。いろいろなご家庭のことがあって、調整それから変更の手続等々について、しっかりと市民目線で対応していただきたいと思います。それについてはいかがでしょうか。 ○大城秀樹議長 荻堂盛邦教育次長。 ◎荻堂盛邦教育次長 指定校の変更については、そういう相談がございましたら、今後ともその制度について、丁寧に説明を行い、それぞれの条件を満たしていると認める場合は、指定校を変更できるように丁寧に対応していきたいと考えております。 ○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。 ◎棚橋邦晃企画部長 先ほど、私、再編交付金が交付されなくなった後の無償化事業の取扱いというご答弁の中で、再編交付金、平成38年度までの時限立法に基づいて交付されます。その後は交付されないという言い方をさせていただいたかと思うのですが、法の期限としては、平成38年度でございますが、再編特措法の中に、制度上は交付期限の5年後まで交付される場合があるということとなっておりまして、年度としては2031年度まで交付があり得るという制度となってございます。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員。 ◆岸本洋平議員 ありがとうございました。しかし今、5年間の経過措置みたいなものがあるということですけれども、その前の答弁、非常に私も感銘を受けました。創意と工夫で予算をつくって、市民のためにやるのです。頑張ってまいりましょう。では、以上をもちまして、岸本洋平、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○大城秀樹議長 岸本洋平議員の一般質問を終わります。休憩いたします。                              休 憩(午後3時31分) (経済建設常任委員会調整会議開催の連絡あり)                              再 開(午後3時32分) ○大城秀樹議長 再開します。 本日はこれにて散会します。お疲れさまでした。                              散 会(午後3時32分)...